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損しないために 20代から知っておきたかったこと!(入門編)

目次

第1章 成功哲学

第2章 成功への準備

第3章 セルフコントロール

第4章 本質的問題発見の重要性

第5章 本質的問題の発見と解決入門

第6章 コミュニケーション

⭐︎

第1章 成功哲学

1−1 願望と決意

 多くの人が、桜が咲く時期、高校、大学、大学院を卒業し、新しい場所で新しい人生を始めます。社会人となり、仕事をするために、学校で学んできたのですが、実社会では、さらに多くのことを学ばなければなりません。その心構えと基本的な物事を、簡単に、電車の中ででも学べるツールが本書です。

まずは、この物語からご覧下さい。

 4月1日に、大阪の中堅どころの商社に入社した、守と健は、同じ大学の同じサークルで、同期入社。サラリーマン1年生として、気合いは十分です。守は、大学を首席で卒業したものの、実家の都合でこの大阪の商社に入社した。いずれは社長になるぞと意気込んでいる。健は、大学では中位の下のレベルで、大手は全て落ちて中堅の商社とメーカに受かり、商社を選択した。できれば将来独立し、小さま商社を立ち上げたいとも考えている。

 守は大学の成績が良かったことから、海外事業部に配属。健は総務部だった。スタート時点ですでに、両者の未来は分かれているように思えるのは皆同じだ。守は、先輩の指導を受けながら、海外の事業開拓に忙しく、1年目からアジア地域を飛び回り、忙しい日々を過ごしている。健は、提携業務を理解し、滞りなく、小細かいところまで理解し、見落としのないように丁寧に仕事を仕上げていたが、少し不満でもあった。

 入社して、5月のゴールデンウイークが過ぎのこと、何となくだるさを感じる健は、会社を休み、自宅で何となくネットサーフィンをして時間をつぶしていた。このモヤモヤをどうすればいいのか、悩みながら。そして、たまたま、ビジネスエリートの生活や何を学ぶべきかなどをまとめられたサイトを見つけた。その中の本の紹介記事に健は意識を奪われた。
 そこには、マインドフルネス、ビジネスナレッジ、ロジカルシンキング、問題解決思考、コミュニケーションなど、いろいろなことが書かれている。世界のエリートは皆、努力しているのだと悟る健だった。

 早速、健はそのサイトから、入門編をダウンロードし、読み耽った。それから、毎朝、30分、出社前にいろいろな本を読む決意をした健だった。

 一方の守は、初めからポテンシャルが高く、先輩のやり方から仕事を覚え、どんどん契約を取り付け、成績を伸ばし、アジア地域への参入拡大の一翼を担えるポテンシャルを示し始め、前途有望な若手ビジネスマンとなりつつあった。


 入社してから20年が経ち、中堅商社は大手の少し手前まで成長していた。その中で、守は、ニューヨーク支社に異動し、営業部長として海外赴任を始めていた。

 成績が良くなかった健は、その時、大阪の本社にいた。総務部から国内営業を経験し、上海にある契約先の会社に1度出向するも、そこで成果を上げ、本社に戻されていた。総務、営業全般の責任者である。肩書きは、専務取締役、経営の一翼を担う重責を務めている。その執務室のキャビネットには、20年間に読んだ本などをまとめたノートが100冊以上並べられていた。


どうでしたか?
守と健。
どちらに人生がいいですか?

望む結果を手に入れるために、努力しましょう。

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