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#人生100年時代

ホホをうつ風!

ホホをうつ風!

ホホをうつ風を感じ

エリカ 

河川敷で、

クロスバイクを横にねそべって

青空を見つめていたはずが

すっかり寝込んでしまった

風に意識を現在に引き戻された

エリカ はムクっと起き上がり

目をこする

うすぐらくなり始めている

スマホを見ると何回もかかっていた

オヤジからだった

リコールする エリカ

「おい。どこにいるんや

 学校から帰ってこないから

 晩御飯の準備、オレが

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サルセン石!

サルセン石!

ハワイの王国には、ワイアレアレ山の頂上付近で発見された

彫り物

が保管されている。

100cm程度の高さ

1778年。ここハワイを訪れた キャプテン・クックにより発見された。

山頂にあったものを海岸沿いの建物におろし、保管していた。

エリカ は、この岩石のような 彫り物 を調べ尽くしていた

今回、ようやくハワイ政府(ハワイはすでにアメリカから独立した国家となっていた)

の許可を得て

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アナタは?

アナタは?

白い霧の中を漂う エリカ

体は中に浮き

横になっているのか

立っているのか

わからない

そう、無重力のような感じ・・・

うっすらと、暖かい光の点を見つける エリカ

引き寄せられる

す〜と

体が、もっていかれる感じ

歩いているのではないな(こりゃ・・)

と思いながら、光に近づく エリカ

だんだん、見えてくる

光のみまもと

そこには、暖かいひありを放つ

人の輪郭をした

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2045年!

2045年!

霧につつまれ 方向がわからないまま漂うように歩く エリカ。

手に少し痺れを感じる。

『あ、痛いな〜。何これ、やけど?』

と思いつつ、どこにいるかわからず、行き先を予見するように歩く。

少し歩いていると、水のうつ音が聞こえてきた。

ノドの渇きを感じた エリカ の歩くスピードが上がる。

目の前を遮る木々をかき分けてみると、そこには青く光かがたく滝と湖が見に入る。

急いで下に降りていく エ

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展示会での光!

展示会での光!

暑い夏がすぎ、涼しい秋まじかの10月1日。

エリカは 

ベイエリアにある展示会場をぶらついていた。

市民展示会

夏休みの間に彫り上げた 

【 GOOD - ONE】

【グー】の形にほられた、高麗石(コウレイセキ)を出展した。

他の展示物を、なんとなくみていても

ひいでなく 、 自分のは良い出来だと感じる。

ぶらつくうちに、人だかりができているエリアがあった。

近づくにつれて 

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