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ハイスペックな友人の恋愛傾向を勝手に分析する

3ヶ月に1回ぐらいのペースで、中学からの友達とビデオ通話をする習慣があって、先日もひさしぶりに3時間ほど話した。

彼女は高校卒業後からずっと都内在住で、とても賢くて(理系なうえに学歴も高い)、スタイルが良くて、顔はかわいいと言うより美人って感じで、何かとセンスも良くて、、という友達の中でも割とハイスペックな女性なんだけど、全然彼氏ができない。(というか、好きな人ができない。)

対してわたしは好きな人がすぐできるタイプの人間なので、そのあたりの感覚が真逆なんだけど、なぜか昔から話が合う。笑

ちなみに彼女は飲みの場には結構参加してるし、なんなら合コンとかかなり積極的に参加している。異業種交流会とかも頻繁に行っているみたいだし、なんせ都内在住なので、出会いの場(出会える場?)には困っていないらしい。

わたしは、彼女とそういう場にいっしょに行ったことがないんだけど、彼女自身あまり話し上手ではなく、どちらかと言うと聞き手に回ることが多いイメージなので、たぶんそういう場での男ウケも良さそうだし、そもそも男嫌いとかではまったくない。
それなりに連絡先を交換したりもするみたいだし、後日飲みに行ったりもするみたい。

となると原因は「圧倒的な理想の高さ」だと常々思う。
まわりから見たら”良さそうな人”も、彼女にしてみれば”つまらない男”に成り下がってしまうらしい。

1つでも欠点(それも小さな小さな欠点!)を見つけてしまうと、もう一気に急降下って感じで、取り返すチャンスは1回もあげない鬼軍曹。笑

人を好きになるって案外難しいことなのかもしれないな~と、彼女と話しているとよく考えさせられる。

しかも、「好き」のハードルが高くなってることもあって、あまりにも恋愛の現場から遠ざかりすぎて、その友達はめちゃくちゃ見る目無いのよな~。
いざ好きな人ができても、蓋を開けてみると既婚者とか引いちゃってるのよな~。

だから、程々に現場には出ないといけないなと思う。

彼女は好きな人ができないことに悩んでいるけれど、好きな人がすぐにできてしまうわたしにはわたしなりの悩みがあって、
たとえば、すぐ好きになるけどうまくいかないことも多々あるから、その都度(一応)失恋していて、程度はそれぞれだけど多かれ少なかれ毎回傷ついてはいるのだ。笑

でも、傷つきはするものの全然引きずらなくて、案外あっさりまた次の恋をしていたりする。(もはや恋なんかではないけど。ただの性欲みたいなもんだけど。)

わたしは「好き」のハードルが著しく低い人間なのかもしれない。笑

彼女と話していると、加点式か減点式かでこうも人の見方って違うんだな~と感じるんだけど、彼女の場合は、たぶん「好き」までの距離が遠すぎるから、好きになるまでの間にいろいろ積み重ねちゃって、すでに加点されまくってて、MAXに点数が加点された時点でやっと「好き」になるから、スタートの点数が高すぎる。

だから好きになったあとは、減点するしか無い。

わたしは「好き」までの距離が短くて、なんなら秒で惚れたりできるので、そもそもあんまり点数を稼いでいない。
だから、追々知っていく良いところをどんどん加点していけて、もちろんその反面知らなかった嫌なところも同じぐらい見つけてしまうのだけど、ただただ下がっていくわけではない、みたいな感じなのかなあ?

どっちが良いって話でもないけど、単純に加点できる方が幸せな気はする。
人の思考は、こんなにも違っているのだからおもしろい。笑


そう言えば、最近「傲慢と善良/辻村深月」を読んで、これは絶対彼女に読ませなければ!!!と強く思った。

この小説は婚活がテーマなんだけど、「好きな人ができない(相手が見つからない)」と嘆く人は、実は自分の価値を高く見積りすぎている場合があるらしい。
”相手に求める条件=(自分が思っている)自分の価値”だから、スペックの高い人を求めることは、”自分にはこれぐらいの相手じゃなきゃ釣り合わないでしょう?”と無意識のうちに思っているんだと。

彼女の価値が低いと言いたいわけではない。
彼女が自分の価値を見誤っているとも思わない。
冒頭に話した通り、彼女はすごく素敵な女性なのだ。

でも、こと恋愛市場においては、自分の価値が高すぎる人はうまくいかないことが多いんじゃないかな?と感じる。

自分の市場価値を客観的に把握することは、ビジネスの場では当然って誰もが思っているはずなのに、恋愛市場になると忘れてしまうのはこわい。

”自分はこの程度”だなんて思わなくても良いけど、現実を正しく見る力をなくしてはいけないな~と、自戒を込めて思いました。


最後に余談。
惚れっぽくても、”ほんとに好きになれる人”に出会えているわけではないので、それとこれとは別の話と思っておいてください。笑

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