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ライバーからのお願いを守って楽しくARK!!


先日、以前から告知されていたExtinctionマップが開放され、にじさんじのARK配信は新たなフェーズに移行しました。

早速、色々なにじさんじライバーの配信を見ていたところ、以前までのARK配信とは異なって明らかに意識して変わっている点が見受けられたので、記事にしてみようと思いました。

内容事項の誤り・誤字などがありましたら、コメントにてご教示いただけますとありがたいです。



Extinctionマップ開放


凡そ1か月半の休止から復帰した本間ひまわりの復帰配信内において、以前より告知されていたExtinctionマップを2021年3月7日20時から開放することが発表されました。

・24時間サーバー開放
・PVP(プレイヤーが他プレイヤーに攻撃できる)のみ
・期間を3段階に分けて共有サーバーにライバーが参加するウェーブシステム

上記のサーバー設定や共有サーバーへのライバーの参加方式も復帰配信内で同時に発表されていました。

ライバー各々の参加タイミングが必ずしも一致しないという関係上、記事公開時点で確認できる情報しかまとめられないので、その点はご了承をお願いします。



変わった点


さて、今回のにじさんじのARK配信は以前と比べてどこが変わったというと、

・ARK配信におけるリスナーへのお願い事項を口頭で言うだけではなく明文化している

・ライバー間でお願い事項の内容を共有し、共通化している


・ハッシュタグが #にじさんじARK から #にじARK に短縮されている(今回からライバーの配信タイトルに入る文言が #にじARK に統一されている)

上記三点が変わったと思います。

お願い事項については後述します。

ハッシュタグについて、ライバーが必ず配信タイトルに #にじARK をつけることの効果は大きいと思います。

YouTubeにおいてはタグをクリックするだけで関連動画・配信アーカイブ・切り抜き動画を検索できて探しやすくなり、Twitter等のSNSにおいても配信開始ツイートにハッシュタグが含まれ情報拡散の一助となり、ライバーとリスナー双方にとって良いことづくめだと思いました。



お願い事項の記載について


今回のExtinctionマップの設定、そして今までのにじさんじのARK配信にて発生した様々な事象を鑑みると、

・常時PVP設定によって、他ライバーの所有する生物や住居などの消失などのゲーム内トラブルが起こること

・ゲーム内トラブルによる悪い影響を過度に憂慮したリスナーのコメント、親切心からだとしても場面にそぐわない知識提供をしたりゲーム内での行動を指示して強要するようなコメント、他のリスナーのコメントを諌めるコメント、それらを発端として配信の雰囲気が悪くなる場面が生まれること

上記事項が起こる可能性は大いに予想できます。


ライバーとリスナー間・リスナーとリスナー間でのいざこざやすれ違いが起きないようにするために、リスナーである我々が出来ることは何でしょうか。

それらが具体的に提示されわかりやすく明文化されているのが、今回のにじさんじのARK配信における「リスナーへのお願い事項」だと思います。


ライバーがお願い事項や配信でリスナーが気を付けるルールを明文化して概要欄などの見えるところに掲載する行為について、私は賛成です。

ただ今回、色々なライバーのARK配信を見ていて、概要欄にリスナーへのお願い事項を記載しているライバーもいれば記載していないライバーもいる、ということに気がつきました。

ですが、お願い事項を概要欄に記載していないライバーについて、私はそれを非難したり記載させるようにはたらきかけようとは決して思いません。

むしろその点については愚痴程度の生半可な気持ちや一時の感情に衝き動かされて安易に言及すべきではない、と思います。

なぜかというと、ライバーそれぞれにはそれぞれの価値観があり、大切にしている活動方針やポリシーがあり、それらを守って今まで活動する中で積み上げてきた実績があり、それらを否定してしまうことに繋がるからです。

それら全てを否定してその領域を侵す資格があるほど、私たちリスナーとライバーの距離は近くない、と個人的には思います。

その辺りを否定したり非難する意図を完全に排して、各ライバーのお願い事項の内容及びその記載の有無についてまとめてみたいと思います。

発言の矛盾点や否定的に見えるような言い回しをしてしまっていたら、コメントにてご指摘いただけますと大変ありがたいです。



おそらくテンプレとして共有されているお願い事項を記載しているライバー


舞元啓介


鷹宮リオン


北小路ヒスイ

・誰が何をやっても誰を攻撃してもライバー同士の事なのでリスナーが過度に腹を立てず、見守りましょう。(にじArkの問題はこっちで解決します)
・配信に関係ない伝書鳩は基本的には控えましょう(聞いた場合などは除く)
・Arkの動物はすぐ死ぬので過剰に攻撃的・悲劇的にならないように(事故・戦争などで失った恐竜や人間など)
・不測の事態があっても、攻撃的にはならない・荒らしが来ても無視する


上記三名が概要欄に記載しているお願い事項は一字一句同じものでした。

これはライバー間で事前にお願い事項の内容を共有していることの証左になると言っても何ら差し支えない、と個人的には思います。

さすがに、三名とも別々に内容を考えてそれが一字一句同じになるということはないでしょう。

これは勝手な妄想ですが、復帰配信で言及されていたひまちゃん・社長・イブラヒムといった、今回のExtintionマップを取りまとめて運営している立場の誰かがこの文章を書いたのかな、とか思いました。

共有されたものをコピペしてそのまま掲載するというのは手抜きだ、と悪意をもって簡単に断じてしまうこともできますが、ちゃんとした理由は探そうと思えば簡単に見つかると思います。

次項にて後述します。



お願い事項を記載しているが言い回しを変えているライバー


竜胆尊

ARKは対人ゲームの為、様々な不測の事態が起こることが予想されるが
もしゲームの中でなにかが起きた場合は、ライバー内で解決するので
視聴者たちは静かに見守ってもらえたら嬉しい。
また ゲーム内 や コメント で 嫌なことがあったとしても
ライバーや他視聴者に対して、決して 攻撃的にはならないでほしい。
楽しい配信をする為に、皆 協力をよろしく頼む。


早瀬走

鳩 ダメ
恐竜 死ぬ
ライバー 仲良し
ARK配信 楽しもう


シェリン・バーガンディ

・ARKの動物は全てが死にやすいため、個々に過剰に攻撃的悲劇的にならないようにしましょう。(事故・戦争などで失った恐竜や人間も含みます。)
・ライバー個々の特に意味のない現状報告(鳩)は基本的には不要です。
・各々相互に楽しい配信になるよう工夫しています。不測の事態があっても、少なくとも攻撃的にはならないでおきましょう。


甲斐田晴

・ライバー間での鳩行為ははお控えください!
 (〇〇が△△してるよ!など)
・ARKは恐竜やプレイヤーの死が存在しますが、
 過剰に反応したり、考えすぎたりしないようにしてね!
 (「〇〇が大切にしてたのに」「殺すのはひどい」など)
・皆がプレイするサーバーなので、事故が起きることもあります!
 何かが起きてもライバー間で解決するので、
 見てくれている皆は気にしなくて大丈夫だよ!


人の書いた文章の文言を変える、というのはメリットもあればデメリットもあると思います。

お願い事項の内容や意図するところをなるべく変えないように自分の言葉で言い換えることで、文章からそのライバーのパーソナリティがより感じられるようになり、普段から見てくれている自分のリスナーに対して訴えかける効果はより高くなる、と私は思います。

逆に、他人の書いた文章に下手に手を加えてしまうと、その文章を書いた人が伝えたい本来の意図を違えてしまう可能性もあると思います。
なるべく誤解されないように言葉を選んで文章を書くのって、本当に難しいと思います。
時間をかけて文言を言い換えたとしてもそれが正しく伝わるとも限らないわけですし、文章の思案や思案に時間を割くならそのまま掲載する方が自身の生活とライバー活動を並行する中での限られた時間を効率的に使える、というのもあるかと思います。

ことリスナーへのお願い事項という扱いに慎重にならなければいけない事柄についてですから、ライバー各々はそれぞれ意図があってやっているだろうと考えたいです。

だからこそ三名は文言を変えずそのまま掲載し、四名は自分なりの言葉で言い換えたんだろう、と思います。


言い換えた四名について述べると、尊さまは普段の配信上での喋り口調をそのまま文章にしたためたように、らんねーちゃんはごくシンプルにわかりやすく、シェリン・甲斐田も具体的な例を出してわかりやすくしたり自分の言葉で言い換えていて、それぞれの文言からライバーの個性が強く感じられると思いました。

特に、シェリンと甲斐田は配信内で口頭でもこのことについて触れていて、お願い事項をなるべく多くの人に周知しよう、わかってもらえるように説明しよう、という意図を感じて、個人的に好印象でした。

私自身全ての配信の全てを追えているわけではないのとそれは到底できないので、他にも口頭でお願い事項を伝えているライバーは居るだろうと思います。

言及できていないライバーがいたら申し訳ありません。



お願い事項を概要欄に記載していない(普段と変えていない)ライバー


家長むぎ


でびでび・でびる


レヴィ・エリファ


三枝明那


ニュイ・ソシエール


星川サラ


不破湊


長尾景

ARK配信においての特別なお願い事項やルールについて、概要欄に記載なし


上記八名は概要欄にお願い事項の記載がありませんでした。

お願い事項を記載する理由があれば逆にあえて記載しない理由もあるだろう、と私は考えてしまいます。

特にこのような箱内大型企画では、普段は別のライバーを推しているけれど同じゲームをやっているから見に来たというリスナーや、SNS上や知り合いが話題にしているので気になって初めて配信を見に来た人のような、いわゆる初見さんが多くなると思います。

初見の方に対する配慮として、最初はルールに縛られずにリラックスして自分の配信を楽しんでもらいたいと考えて、あえてお願い事項を記載しない判断をすることも十分あり得るしその考えは理に適っていると思います。

ここに名前があるライバーの発言ではないですが、配信の概要欄に配信ルールやお願い事項をずらっと書いてしまうことで、パッと見たときのその文字量の圧力から初見の人が窮屈な印象を持つのではないか、と述べているのも私は聞いたことがあります。

お願い事項を記載せずに予めリスナーに釘を刺したり保険をかけたりしないということは、配信中の自身の発言に一層気をつけたり積極的に配信に参加してコメントするリスナーとのコミュニケーションをマメに行って、常にライバーが積極的に配信の空気をコントロールして舵取りをしなければいけないような状況下にあるわけで、配信者としての手腕が試される状況に身を置いているということでもあると思います。


長ったらしく書きましたが、お願い事項をあえて記載しない理由なんて特になくて、普段の配信の延長線上で自分が気をつけていれば問題ないという見込みがあって、箱内の大型企画のARK配信だからといって特段意識していない、というのもあり得ることだと思います。

そもそも普段から人前に立って何百~何万人もの規模の多くの視聴者を相手にして表立って活動する人たちですから、今回のARK配信で起こり得る事柄についても、ライバー活動に伴う諸々のリスクとして覚悟の上なんだろうと思います。

「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」という『月刊少女野崎くん』の千代ちゃんの台詞が発祥のミームがありますが、そう言われて揶揄されるようなことを長々と語っている自覚はあります。



お願い事項を概要欄に記載していなかったが記載するようになったライバー


・アンジュ・カトリーナ

・私が怒ってないことでみんなが怒ったりしないように!
・他のライバーさんへ私の状況を伝える、いわゆる伝書鳩行為はだめ!


記事公開時点で唯一、ARK配信を始めた後に改めて概要欄にお願い事項を記載するようにしたライバーがアンジュです。

新たに記載した理由として、リスナーから概要欄に一筆書いてほしいという要望があったこと、書くことで少しでも配信が良くなるのであれば、ということを配信内で述べていました。

リスナーの反応を見ながら臨機応変に判断して改善を試みようとするアンジュの姿勢を見て、個人的にアンジュ・カトリーナというライバーに対する印象がとても良くなりました。

これはアンジュがARK配信を行った結果やるべき必要な措置だと感じたからそうしたというだけで、他のライバーもこれに追従すべきだとは思いません。

そういうことを言ってしまうと、前項でも述べたようにライバーそれぞれの判断を尊重していないことになってしまうからです。



まとめ


今回の記事を書いてみて改めて感じたのは、配信する方も見る方もそれを楽しむためには、双方が歩み寄って多くの人が楽しめる空間を一緒に作り上げるための協力をする必要がある、ということです。

YouTubeにもSNSにもコメントをせずROMっているリスナーにとってはその限りではありませんが、誰もが気軽にコメントが出来る環境が整えられている場所だからこそ、自分以外にもたくさんのリスナーが集まる場所だからこその面白さや楽しさを配信参加者自らの手で汚して潰してしまわないように、画面の向こうで何が起こったとしても、年齢・立場・境遇を問わず、どんなリスナーであっても決して攻撃的・感情的になることなく冷静で理性的な行動を心掛けるべきでしょう。


ARK配信に限らず、ライバーたちは活動を続けていく中でいくつかリスナーにお願いごとをしています。

ここで、にじさんじ非公式wikiの「気をつけよう!」ページを紹介したいと思います。

(以下、にじさんじwiki内該当ページへのリンク)

ライバーそれぞれが過去にリスナーお願いしたことや、守ってほしい注意事項についてまとめてくれているページです。

ライバーがしてほしくないこと・やってほしくないことを伝えてくれた時には、それを伝えなければいけないと感じている相手方の複雑な気持ちや感情を最大限尊重して、それはライバーにとって本気の本当にしてほしくないことなんだと思って、決して反発せずに素直に聞き入れられるような心の余裕を持っておきたいものです。

長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださった方はありがとうございました。



蛇足


こういった箱内の大規模な企画配信になると、普段から活動を熱心に応援しているメンバーシップ加入者のようなリスナー以外(新規リスナーや普段は他のライバーを推しているリスナー)も配信に積極的に参加するようになり、同時接続数や配信アーカイブの再生数も増え、配信のチャット欄の緑色の比率が相対的に下がると思います。

だとすると、ライバー側が先んじてお願い事項をしっかり記載しておくのは、配信を多くの人が楽しめるコンテンツにするためには効果的な施策だろう、と個人的には思います。

ただ、メンバーシップに加入しているリスナーがえらいとか必ず良識がある人であるとかでは決してない、と思います。

むしろ、こういった企画であればあるほどメンバーシップに加入しているリスナーは良くも悪くも目立つので、ライバーからのお願い事項をしっかり守って配信の雰囲気をより良いものにするために積極的に協力するべきだ、と個人的には思います。

また、普段と違うリスナー層が多く配信に遊びに来ているので、今までの配信の雰囲気と若干違って違和感を感じることもあるかもしれません。

悪い感情が収まらず愚痴を吐き続けるような精神状態がいいものだとは私は思いません。

お願い事項に関わること以外だとしても他のリスナーのコメントを見て少しでも不快になったり、ライバーのゲームプレイも含めて他人の言動にフラストレーションを感じるようになってしまったら、ブラウザバックしたりチャット欄を閉じたりブロック機能を使ったりして、リスナー各々が自身の精神の衛生を保つことを優先すべきでしょう。


また、色々配信を見ていく中でひすぴの配信にだけ何故か低評価が多くついていて、なんでだろうと思ってコメント欄を見たら何となく理由がわかりました。

ゲーム内VCをONにしていると近くにいる他プレイヤーにも音声が入るというARKの仕様があるのですが、その機能を常時ONにしていることについて、リスナーの中で賛否両論があったようです。

ライバーの音声が自枠以外に乗るような行為を「音声を見境なく垂れ流してしまう行為」と捉えて嫌悪感を示す人が一定数いてかつ反発が強いのは、電車内で他の人が電話している声がやけに耳に入ってしまう現象、「半会話(halflouge)」を嫌う理由に近いものがあるんじゃないか、と思いました。

(以下、WIRED.JPの記事へのリンク)

記事を読むと、電車内での携帯電話の会話が推奨されず禁止される理由について、音としてただうるさいというだけではなく全く関係ない他人の認知領域を無自覚的に侵してしまう行為だということが論文にまとめられ、科学的に証明されていることがわかります。


どう感じるかは人それぞれであって、必要以上に言動の改善を迫ったり相手の自尊心やプライドを傷つける意図がないという前提において、誤解されないように配慮された丁寧な言葉を使って個人の意見や感想を述べるのは自由だと思います。

ただ、ライバーがコメントを非表示にしたりアーカイブが公開されている限り永遠に残るような万人に開かれていて誰でも見られる場所である配信アーカイブのコメント欄で、一意見や感想としての範囲を逸脱して主語を大きくして他ライバーのリスナーの気持ちを代弁してモラルの遵守を語ったり、ライバーからのお願い事項を絶対順守のルールとして盾にしながら批判的な発言に対して攻撃的にぶつかっていく行為については、どちらもあまり褒められたものではないな、と個人的には思います。

公園など公共の場所を歩いているときに声高に言い争って口喧嘩している人を見かけても、誰も気持ちよくはならないですよね。

語気を強めて真っ向から否定するスタンスには生産性がないというか、自分中のフラストレーションや否定の感情を解決するための自己満足な行動に私は見えました。

よく言われることですが、よく怒る上司がなんでいつもそんなに怒っているかというと実はそんなに理由が無くて、怒ることで感情を発散して無意識的に自分を満足させるために怒っている、みたいな図にも見えました。



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