見出し画像

自分を好きになれない。

自分のことが好きではない。

もっと痩せていれば。もっと女の子らしい可愛い声だったら。もっと目が大きかったら。もっと可愛げのある性格だったら。ないものねだりのオンパレード。

見た目についてはどうにでもなれる。変われる。ダイエットだってメイクだって整形手術だってある。どうにでもなれる。性格だって、変えようと思えば変えられる面もあるはずだ。

だけど、変わったところでたぶん私は私を好きになることはできないと思う。

私は『私自身』が好きになれない。

例えば、お気に入りの服を着て、メイクが上手くいって満足のいく姿になっても、ふとした時に自分が気持ち悪く感じてしまう。可愛くなった自分に満足している自分を、テレビを観ているような立ち位置で客観的に見ている自分が出てくる。そしてこう言ってくる。

「可愛いと思ってるだろうけど、それは勘違いだよ。浮かれちゃって気持ち悪い。」


『私』として生きている以上、私は私として生きていかなけばならないから嫌ったところでどうしようもないのは重々承知である。だけど時折襲ってくるこの感覚はずっと前から住み着いている。

自分のことを全て好きな人はいないと思う。折り合いをつけてどうにか生きていくのだろうし、そもそも私にみたいにクヨクヨ考えないで生きている人が多いのかもしれない。

恐らく私は死ぬまで自分を好きになれずに、時折現れて語りかけてくる私と共に生きていくんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?