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240円の大冒険

もうすぐ車生活が終るので今日は、そのリハビリを兼ねて車を使わないで実家に帰って見ることに。

電車切符240円を買って朝一番の電車で実家が一番近い駅に。

ここからバスに乗るとちょうど30分くらい待つのだけれどちゃんと車を使わなくても帰れるんだよなぁ。。。

そんなことを思い、バスの時間が改定されてるかもと駅のバス停で時間を確認。

おや、、、実家への路線がない、、、??

うーん、ここに書いてないだけで他のバス停には書いてあるだろうと、とりあえずバスの時間までちょっとでも運賃をケチるように実家の方向へ歩いた。

車で普段移動しているので歩きで風景を眺めながらの移動がなんだか新鮮だ、ソレと同時に青春時代を過ごした町並み、ここの八百屋さんもうやってないだとか、ここのケーキ屋さん開いてるけど、何もおいてないや。

っと田舎特有の寂れ具合に思いを馳せた。

しばらく歩いていくと母校前のバス停についた、そしてここのバス停もチェック。

・・・・やっぱりない。

ここで気づくべきだったんだろうけど愚かな自分は、上り下りのバス停でかいてあることがちがうのだろうと。

スマホで見つけた、昔の時刻表を頼りにまた運賃をケチるために前進。

さて、ここからは歩きではきついぞと言うギリギリのとこまでついて、バス停を探した。

やはり、実家への路線が書いてない、、、

これはちょっとおかしいぞと今度は真剣にスマホで調べ始めた。

結果、なんと去年で路線は廃線していた。

その代わりにお助けタクシーなるものがあると書いてあったので、そこの問い合わせ先にかけた。

お助けタクシーダイヤルですと若い女の声

相当暇だったのかベルが一回なる終わる前に、正確には半分くらいで電話に出た。

そこからですと〇〇タクシーを呼んで帰ることになります。お助けタクシーは前日までに登録と予約が必要でして、、、

田舎の不便なところだ、、、まあ陸の孤島みたいなところだから路線が廃線になること自体は自然なことなのだろうけども。

ソレに伴うサービスのレスポンスがちょっと悪い。

じゃあタクシーでいくらぐらい掛かるか調べてもらえますか?

そう聞いたところ、初乗りで600いくらで~、そこから270mで100円かかりますので~、、、ちょっとあとからかけ直してもいいですか?のこと。

おお、さすが田舎、そういうシステムもたぶんマニュアル化されてなくて受け答えに時間かかるやつだそう思って一旦電話を切った。

数分後かかってくると、そこまでの料金は6000円くらいかかりますねぇと回答が。

たかが実家に帰るのにそんなにお金はかけていられない、そう思ったのでお礼を言って電話を切ろうとすると。

〇〇の人なんですか?え?二十代くらいですか?とちょっとした質問が、いえいえ家はそこですけど30代ですよと答えたら、お声が若かったので20代かと思いましたよ~という返答が。

・・・よっぽど暇だったか、本当に電話をかける人が久しぶりだったのか。

どちらにせよ関係ないし、声フェチかこの子。

と思いつつ、やっぱ無理なもんな無理なんだなぁと無力感で今また駅にいる。

実家に帰るだけなのにいっぱい歩いていっぱい思い知らされて、ちょっと変な電話の240円の冒険だった。

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