”for Yourself”レビュー 2014.3.29

※弊ブログ、空想異次元論争からの引っ越し記事です
 当時より多少改変しています

レビューと、わざわざこの年になってアニメイトを彷徨い店員さんに聞いてまで手に入れたアニカンのさちんのインタビューを含めた感想を述べていきたいと思います

黒色のオーラと対になっている曲なのでちらちら黒色のオーラの歌詞も出てきます

曲レビューのはずがいつのまにか幸村と真田の考察になってたりしてましたがまあいいでしょう

ざっと歌詞に目を通したんですけど最初の感想が「さちんの作詞じゃないのか」ですかね
ラジプリでの発言からてっきりそうだと思っていたのですが

もしかして黒色のオーラと同じ人か?と思って調べたら全然違う人でした…両方ともおそらく女性の方ですが

今回作詞された磯谷さんという方はアニカン曰くさちんがリクエストして作ってもらったそうで
「戦いの心情の表現が素晴らしい」とのことですが、確かに今回わりとはっきりがっつり歌詞に神の子vs皇帝戦の描写が入ってたので、なるほど、と思いました

さちんの作詞が好きな方ならわかると思いますが結構ボカすんですよね、特定の誰かを直接表現するんじゃなくて何となく連想できるように
私の説明がよくわからんちんな人は『宣告』や『夢の続きⅡ』を見たらなんとなく私が言いたいことわかってもらえるのではないでしょうか


それで妙に気持ちがふわふわしながら一回聴いてみましたところ
出だしから


〈You Go Further Away
俺たちに 遠慮とか←ちょっとだけタメる
容赦なんかは←ここのドスともっかいタメでやられる
必要ないだろ?〉(わりといきみ気味の声)


ファッッッ!!!!????

かっこいいね??????


なんか声ただ低いだけじゃなくなったね???

ドスがきいてきたね?????????


ラジプリに半分くらい流れてたので頑張って歌詞を聞き取ろうとして喋る方のさちんに気を取られて撃沈してたのですが、流石CD音源は違いましたね

「必要ないだろ?」の「だろ?」がたまらんですね
よく不二先輩とキャラ被ってる似てると言われますし私もそう思ってますがこういうところに違いが出ると思います、この、不二先輩なら「でしょ?」か「よね?」になるところが、「だろ?」とちょっと男らしくなるのが幸村さんらしいと私は勝手に思ってます

そして一人称も俺ですね!やったね!キャラソンらしいキャラソンスキーとしては一人称の一致は嬉しいものですね!
過去キャラがあやふやなときの一人称僕だったし今でも公式に間違えられるし作者に名前も間違えられるしこないだまで友人にも僕っ子だと思われてた幸村さんですが!!!
さちん作詞だと俺っ子のときも多いんですけどね

にしても俺たちに遠慮とか容赦なんかは必要ないだろ?とかよく言いますよ
遠慮も容赦もない長年の感謝を込めた結果が五感剥奪コース(フルボッコのオプション付き)ですからね

歌詞見るかぎり遠慮しないよ!って気持ちは伝わりますがボコボコにしたことには一切触れられてなかったので、やっぱり全力でぶつかった結果だということがわかってよかったです(?)

黒色のオーラもそうですがどちらも真田のことについて歌ってるんですよね
真田は神の子(黒色のオーラだと普通に神って言っちゃってますが)に向かう自分のこと、幸村は自分に向かってくる真田について

〈強さも脆さも 誰よりもそう知っているよ〉

とか言ってるように幸村さんの「俺が真田について1番知ってるんだよ!」っていう自信はどこから湧き出てくるのでしょうか
絶対的な信頼なのか自惚れなのかはわかりませんが

脆さも知ってるならばやはりOVAで真田が見た4人の幸村の幻影(トラウマ?)のこともわかっているのでしょうか
もちろん幸村は真田が4人の自分に囲まれてたことは知らないでしょうが、真田が自分のことどこかで恐れていることを薄々感じていた?のかな?

〈限界を超えて なお挑み続ける
そんな友だからこそ 迷わない
楽しい時 苦しい時 いつだって君がいたから 今の俺があるさ〉


だってさ

なんか歌詞見ててそろそろ恥ずかしくなって参りました
自分にここまで言える親友がいないからでしょうか

それでここ黒色のオーラと対比されてるとこですね
限界超えて、のとことか、いつだって君がいたから、のとこ

〈覚醒する 潜在能力 底力の さらに底が開く〉とか
〈いつもおまえがいるから 夢を思い出す〉のところですね

そうだよね~4歳のときからいるもんね~長ぇ~そんな長い付き合い私には親しかいないのでよくわかりません(隙自語)
冒頭で〈久しぶりだね こんなふうに二人で向き合うのは〉って言ってるので試合自体は久々なのでしょうか
でも幸村に負けた日は練習量2倍とか言ってるので部活で何回か対戦してるんですね
それで勝ったことがないんだよね

悲しい
自分より小さくて力もない幼馴染に何度挑んでも勝てないってどんなんよ
劣等感とかありまくりじゃないの
それでも〈友情あればこそ 今 本気で勝ちたい〉って思えるんだね
心強いよね真田
その幼馴染はもっとメンタル強いって何よ

10.5巻は罪深いです
2人の合計値だけは一緒ってところがとても罪深いです

〈不意にボールが 額かすめて世界を切り裂いた
底の知れない 何かが黒色のオーラを纏い覚醒する
絶望さえ 君は打ち砕いたのかい?
恐怖を抱いた 自分にももう余裕はない〉

ここの歌詞描写的すぎて好きすぎる

黒色のオーラが覚醒して幸村のヘアバンドを引きちぎったシーンですね
この後引きちぎったのはわざとだと判明するんですけどね
そして恐怖を抱いたオーラは実はただボールの軌道曲げるだけの技だったことも判明するんですけどね!!!

ここで怖いのはその技の正体を真田がもう一度披露する前に幸村がわかってたことなんだけどね

〈信頼も 葛藤も きっとお互い
言葉にはしないけど 感じるよ〉

だから何なのその自信
アニカンでさちんが「磯谷さんがおっしゃっていたんですけど、あの試合で2人は直接言葉を交わしていないんですよね。ただお互いに自分の中で対話している。」って言ってたんだけどさ、あ、もうそういう解釈でええの?ってなりました

黒色のオーラは自分のことを歌ったものだからか知りませんが真田が幸村の心情を汲み取ってる歌詞がないよ~……
やっぱこれ幸村サイドの思い上がりなんじゃねぇの……

んぁ~でもペアプリの話だけど真田が幸村に「高校でも一緒に三連覇目指すぞ」みたいなこと言ってたから……汲み取れてるのかできてないのかわかりませぇん
真田は良くも悪くも鈍感な人だと思います(まとめ)

そしてやっとこラストのサビ

〈We Go Further Away
俺もまた “その先”を探し続ける
去りゆく背を見つめて 誓うよ
Let Me Set You Free
それでいい これからは自分の為に
歩め Living for Yourself〉

今まで〈You Go Further Away〉だったのがWeになりました
私の英語の能力が残念なので英語辞書に頼ってみますと「go further away」で「もっと先へ行く」だそうです

今まで真田だけだったのが(一応真田と仲間のことを歌った曲だそうですがさちんがイベで「for 真田self」と言ってたらしいのでyou=真田1人という解釈で)自分も含めて”その先”に行くという歌詞に

ここは原作の試合が終わって真田が握手を拒否して俯きコートを去るシーンだと思います

アニメだとここで真田の「弱い俺のままでは握手する資格なんてない」、と独白的なフォローが入りますが(原作これがないから辛いよ!!)
幸村はそんなこと知らないので
「握手拒否られた…… (´・ω・`)」ってなってるんですかね(アニメめっちゃしょんぼりしてた)

でも〈それでいい これからは自分の為に歩め〉ってなるんですね

〈Let Me Set You Free〉はアニカン曰くそのまんま「君を解放してあげる」という意味だそうです
つまり幸村はずっと真田が自分に縛られてると感じていたのでしょうか
それで真田に申し訳なさ?みたいなのも感じていて握手拒否って去って行く背中を見て「それでいい」と思えたんですかね

……やっぱ幸村がする真田の解釈って少し自意識過剰というかなんというか、自分が不在で苦労かけた罪悪感もあると思うんですけど

全国決勝で真田vs手塚のときに真っ向勝負を捨てろ、って言われて渋ったけど結局従ったじゃないですか
(個人的に赤也の暴力テニスには何も言わないけど林ばっか使う真田に「何が皇帝だ!」とか野次とばす観客が気に食わないんですけどあの試合)
なんかそこで「真田は俺に逆らえない」って確信したんでしょうか

まぁでも合宿に入って学校の縛りが無くなってわりと真田はのびのびやってるように思います
のびのびやりすぎて試合中試合放棄したりあっちむいてホイなんぞやってくる高校生に負けましたねごめんね関係なかったね
幸村の方ものびのびと相手の技も意識も奪えるようになってたので再戦が楽しみですね!

はい、ここで曲そのものの感想を述べますと
なんかサビのとこにエフェクト?編曲?みたいなのがかかっててそこが少し残念ですが全体的にアップテンポで聴きやすいです

後歌詞の区切り区切りのとこの息の伸ばし方が、これさちんらしいというか今までの曲もそうなんですけどなんかえろいのでそこも聴きどころですね

ライブ音源も持ってるので聴き比べてるんですけど、やっぱCDだとちょっと声高めですね~ライブのときに低めの声だったので「これはしっかりイケボへの輪舞曲か……?」と身構えてたのですがそこまでのイメチェンはなかったようです!やったね!
冒頭あんなこと言っときながら高めの声の方が好きです

シングルの特典でボーナストラックついてるんですけど、まぁそれはネタバレになるので伏せますが、幸村さんの更なる独白的なのが聴けるのでぜひぜひ皆様、こんなレビューでいいかわかりませんが、むしろこれをレビューと呼んではいけない気がしてきましたが、多分まだ売ってると思うので()聴いてみてください!
ストーリー系の歌詞好きな人なら絶対好きになると思うので!それでは!!

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