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娘のいない参観会

ここ最近、小5の娘が不調である。
約2年間、不登校が続いている娘は、家で過ごすことが当たり前になっている。
朝から、今日は嫌だー、嫌だー言ってくる。
『嫌って言葉を言うほどしんどくなるよ』と言うのだけど、お構いなしに言い続けている。そして動画をみたり、マイクラしたりしながら一日が過ぎていく。

親としては何かしてあげることがないかと試行錯誤する。
ただ、こちらが〇〇してみたら?と提案しても、まったく娘は動かないし、とにかく気力がわいてこないようである。
私ができることは、
「大丈夫、大丈夫よ」と、イライラを少しでも落ち着かせることくらいである。

今日は小学校の参観会だった。
娘はいないのだけど、小2息子の参観会はあるので、学校に行った。息子は、友達や先生にも恵まれ、イキイキと楽しそうに過ごしていた。そんな息子の姿をみて、娘もこんな風に過ごせたらなあとか、いろんな刺激を受けて成長できるのになあとか考えてしまい、ふっと涙目になってしまう。子供の時代はあっという間なのに、ここにいない娘を思うと、本当にやるせない。

でも、出来ないことは出来ないのである。
仕事でもそんなことがたまにある。そういう時どうするか。出来ないことを考えても仕方ない。目的に立ち返ること、長いスパンで考えること、視点を変えること、一歩引いて外側からみてみること、そういうことが大切になる。

娘のペースで、少しずつ前進していけばよいよね。社会の中に必ず居場所はあり、娘が幸せに過ごす未来を信じる。子供時代は貴重だけど、みな同じ場所、同じ時間を過ごすことに執着しなくてよくて、それぞれ自分なりの時間、場所で自分らしく過ごすこともありだ。これからはそういう時代だ。

参観会から帰ってきたら、娘がワンコと楽しそうに遊んでいた。金曜日が大好きなのだそうだ。
いじょう!





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