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★不登校娘のこと★ 修学旅行に行けたこと、これからのこと

小学校3年生から不登校が始まり、週1回の担任との面談以外は教室にも行ったことのない娘。
その娘が、修学旅行に行きたいとのことで、母親付き添いで決行することに。

1.修学旅行に行くことになったきっかけ

きっかけは担任の先生との関係がかなり良くなったことだと思う。そして目には見えないけど、本人自身も成長はしているということなんだろう。

2.修学旅行中の様子・行った感想について


私みたいにくっついてくる保護者はいるかと思っていたら、私だけだった。
ただ、付き添いでいったものの、結局、夜寝る部屋以外は、クラスの皆と一緒に行動ができ、念願のディズニーランドにも行くことができた。
ディズニーランドは、この時期は修学旅行生でごった返していて、すごい混んでいた。
途中、娘の姿を見失ったが最後、終盤のお土産売り場での集合まで、出会うことはなかった。
集合時、私の顔を見つけると、ニコニコとした顔で寄って、手をぎゅっとつないできて
「お母さん、ディズニーランド楽しかった。Sちゃん(唯一のお友達)以外の友達もできた。みんなの話が面白かった。
家族へのお土産もいっぱい買えたよ」
とまくし立てるように、楽しそうに報告をしてくれた。
お昼ご飯は食べそびれて、ようやくポテトだけ買えたとか、すごく混んでいて、待ち時間も長くて、アトラクションは2つくらいしか乗れなかったとか、いろいろとアクシデントはあったみたいだけど、それでも良い思い出のようである。
心配していた私をよそに、この時期の子らしく、友達とのやり取りを楽しめていたのでホッと一安心。
この3年間、不登校で、教室にも行けなかった子が、普通に集団の中で、楽しそうにしている姿はまさに奇跡だなと思う。
家に帰りつくと、娘は楽しそうにお土産を開けたり、しおりを見て思い出話をしたりしていた。
弟が、「ねえね、月曜日から学校行くんじゃない?!」って言うほど、目がキラキラしていて幸せな様子であった。
私は1日2万歩も歩いて足はへとへとではあるが、娘の様子を見ていたら疲れは吹っ飛んだ。

さぞかし不安はあっただろうし、そういえば修学旅行に行く一種間前から、朝の犬の散歩をいきなり頑張りだしたりしてたから、本人的に体力、気力を付けるためのささやかな準備だったのかもなと、今になると思う。

というわけで、娘にとって修学旅行は今までで1番楽しい思い出となった。私も会社を休んだけど、お金はかかったけど、行って良かった。

3.これからのこと

修学旅行が楽しめたからといって、いきなり学校に復帰することは難しいかなと思いつつも、
「学校行ってみたい?」と聞いてみる。
すると、こっくり頷く。
「じゃあさ、まずは2時間くらい教室で授業受けてみて、帰る感じで行ってみる?」というと
「うん、いいかも」
「おお、じゃあ、先生に一度相談してみよう」
「うん、お母さん話してみて」
とのこと。少し自信がついたのだろうか、でも焦りは禁物である。
まずは無理のない範囲で、学校との関わりを増やしていこうと思う。
いじょう!

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