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屋久島に行ってきた
とても行きたかった、というわけでもなく、もののけ姫とか屋久杉とか有名だよね、いいとこだよねーくらいにしか思ってなかった屋久島。友人に連れられて行ってきましたが、最高でした。
すっかり魅力されてしまった屋久島について。
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雨が多い。
島の北では土砂降りでも、南では爽やかに晴れ渡っている。
山には常に雲がかかっても、海は海水浴日和。
天気は刻々と変わり、雨が降ると緑は生き生きするし、雨上がりの海は燦然と輝いていて、雨女としては見慣れてたはずの雨の風景とは全然違う美しい景色がある。
それでも、梅雨の時期はずっと土砂降りだし、交通に影響があると島の物資の供給が止まり大変に不便らしい。
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川がきれい。
島全体が花崗岩だからミネラルが少なく、山の方は流れも急で魚はほぼいない。藻や苔も育たない。川サップしていたらわざと落っこちたいほど、澄んでいる。
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信仰心が湧くほどの巨大樹。
至る所に屋久杉があって、木のサイズ感がバグるのに時間がかからない。
ガジュマルは幸福の木と言われてホームセンターで販売されてるけど、屋久島では締め殺しの木と言われて生存本能むき出しの逞しい木だった。
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垂直分布の気候。
山頂ではナナカマドが紅葉して、麓ではバナナが自生する。
ナナカマドは北欧フィンランドでも見られるほど寒さに強い。
冬には雪も降る屋久島。
北アルプスの森林限界を超えたザレた景色も好きだけど、屋久島の深い森の方が個人的には好きだと知った。
圧倒的な川も海も山も森も、すぐそこにある距離感。
もっとその自然の中を歩きたくてたまらない。
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帰宅して、田口ランディさんの著書を読んだ。自然との距離を感じていた時の描写がとてもよくわかる。
山も、一度登ると急に距離が縮まるといつも思ってる。調べたり、写真をみたり、ロープウェイで登るより、実際に歩く事で仲良くなれる。気がする。
自然ともっと仲良くなりたい人にはおすすめの本。
サップの最中、西表島からカヌーで屋久島に来た方と川ですれ違った。
聞けば結構みんなカヌーで種子島や鹿児島には行くらしい。
その話を聞いて私はかなりの衝撃を受けた。
そんな自由ってあんの?と思った。
旅はしてみるものだなと思う。
連れて行ってくれた友人に大感謝。
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