ゲーム業界の就活体験

ゲームデザイナーとゲームプランナー

ぼんやりとゲームが好きだからこの業界に行こうかなと考えたはいいものの、では何の仕事に就きたいか……と考えるとこの二つで迷いました。ゲームや漫画が好きな方々には絵を描くことが好きな人も多いのでこの二つで迷う!という気持ちに共感される方もいるのではないでしょうか。

しかも昨今はP5でUI/UXもかなりスポットが当たる様になり仕事が楽しそう……‼ とか思ったり。

色々悩みましたが「どちらの方が嫌な仕事があっても耐えられそうか」で後者を選びました。仕事である限り自分がやりたい楽しい事だけをしていれば良いわけではなく、ある程度嫌な事も回ってくる筈です。若い子しか描きたくない、背景めんどい、ろくに絵を描き上げられない、そんな自分が1dotの世界を耐えられる訳ないなと考えデザイナー路線は切り捨てました。(絵の技量も左程ないので 笑)

あと大学生活を通して気づいたのですが私は何かを考えてまとめることが好きでやや得意みたいです。(考える系の講義はやけに成績が良かった)また絵心があると強みになるとも聞きました。その為、企画の方が向いているのかな?と思いゲームプランナーを選択!!

いざ就活!!

業界も職種も決まれば次はエントリー!ですね。ここで微妙に迷ったのが希望企業の順位付けです。

私はEだかFだかそのくらい下の地方の私立大学生であるため学力偏差値がそこまで高くありません。大手企業様の採用実績校には京大や東大など素晴らしい大学の名前が連なっている訳ですよ。

私はどこら辺の企業を第一志望にしておけば現実的なんだ?!

と、お風呂で一人ぐるぐる考えてました。結局考えてもキリがないので気になる企業は大きい所も小さめな所も数十社エントリーしておきましたけどね。第一第二は適当に書いておきました。どこ行っても面白そうだったので 笑

約20社にエントリー

セ〇サミー、レベル〇イブ、ス〇エニ、コ〇ミなどのパブリッシャー&デベロッパー系

トライ〇ース、〇ラチナゲー〇ズなどのデベロッパー系

二種類どちらもエントリーしまくりました。Wikipediaの「ゲーム会社一覧」から気になった企業を検索しまくり。計20社ほどエントリーしていたような。(するだけタダなので)

小さい会社でも独自IPを生もうという姿勢が見え非常に好印象なところも多くありました!大きい会社も企業説明会に様々なコーナー?を設けており普通に楽しかったです。

ESを書くぞ!!

ゲームと漫画、アニメって結構近い世界だと思うんですよ。そのため志望動機では兎に角「何故ゲームでなくてはいけないか」ということを気にして書きました。映画じゃダメなの?漫画じゃダメなの?それは何故?と自問自答です。

ゲームが好きなんですから漠然と自身の中でそれでなくてはならない理由がある筈なのですがそれを言語化するのが何気に難しい。しかしそれを伝えなければならない。

ここで役に立ったのが企業説明会です。本当に助かりました。

ゲーム業界の企業説明会では企業の方針を説明する際ゲームの魅力を様々な語彙で語ってくださります。そこでひたすらゲームに関する語彙力、表現力を蓄え、ESに書く際の言語化の材料にしていきました。

企業説明会=語彙力蓄えキャンペーンな訳です。

共感する表現や考え方は極力メモして過ごしました。


企画書を作るぞ!!

ゲームデザイナーを受ける上でよく出された課題が

・過去にプレイしたゲームの感想(長所、短所、改善点など)

・企画書

「企画書とは……何なんだ……???」

ここが何気に難関でした。勿論企画書という言葉自体は知っています。知っているんですが、具体的にどんな感じが良いのだ???と。

今の時代ネットでいくらでも調べられますので情報の海を漂った所企画書の書き方をめちゃくちゃ詳しく説明してくださってる方がいますね。少し調べれば出てきますので何処の何方とは明記しませんが……。このサイトをかなりお手本にさせてもらいました。

あとはプランナーの本を読んだり、身内伝手に企画書の基本を聞いたり。結果大体5枚程度で文字は少なく簡潔でイラストがあるとポイント高いよ~だとか、プレイしてどんな感動を与えたいかを考えろだとかそんな情報を入手しました。

ということで私は「コンセプト」「テーマ」「ターゲット層」を出来る限り深堀して作成していきました。「何を誰にどうやって感じさせたいか」ですね。

書き方のコツだとかを言えるレベルでは全然ありませんのであんまり言わないでおきます。こんなん作って出してたよという過去の産物だけ別記事で貼っていく予定です。

そんなこんなで意外と通った

倍率は全く知りませんが自分が思ったよりは結構企画書通りました。やったー。関西で開かれたゲーム企業説明会ではとある企業のプランナーの方に企画書の添削をして頂いたのですが「デザインとか習ってたの?」「誰かに教わったりしてた?」「まだ文字減らせそうだけど……まあそんな直す程でも……」と絶賛して頂けました。多分思い出補正入ってますけどね。

でも本当に何人かの方に何処で教わったのかなどと聞かれたので良い出来だったんのではないかなぁと自己顕示欲が少し満たされました。いえい。

ということで企画書が通った訳ですがまだまだ安心できませんね。

GDに面接とまだまだ関門はあります。

GDと面接

GDの対策は成るべく学校が開いてる講座に参加しとくことでした。それらに出た所でさして知識が付くわけでもありませんが、緊張はしにくくなりますので。

後半になるにつれて企業を絞っていったので結局3社しか面接は受けていませんが、いずれもこちらの緊張をほぐそうと穏やかに接してくださりとても楽しい時間でした。

ブラックだとか圧迫だとか誰でもすぐにSNSで発信できる世の中ですのでかなり配慮されているんだろうなという印象ですね…。

緊張しておかしなことを言ってしまったこともありましたが落ち着いて前言撤回すれば何とかなりました 笑

というかこの段階になると具体的なことを言って身バレするのも嫌なのでそんなに書く事ないですね。終わり!


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