ディズニーの好きな曲3つ

①「音楽はいつまでも」

リメンバー・ミーの最後に流れる音楽です。この曲で特に気に入っている所は高揚感です。スピードの緩急で上手く聞く人のテンションを盛り上げてくれているように感じます。

具体的に緩急を述べていくと、下記のようにスピードが3段階で分かれています。

Aメロ Bメロ ⇒スロー

サビ     ⇒テンポアップ

大サビ    ⇒更にテンポアップ

テンポで伝わる印象が大きく変わるのは誰でも実感があるかと思います。悲しい音楽だったらゆっくり、楽しい音楽であれば早め、といったように。つまりテンポは私たちの感情を動かす一要素というわけです。

この物語では大切な人の「死」に直面していくため、AメロBメロでは亡くなった人のことを想い少し切ない気持ちにさせられます。

しかしそこからサビ、大サビと、次第にテンポが速くなるため思い出にとらわれるのではなく、それを踏まえ生きていこうと明るく前向きな気持ちにしてくれます。

初っ端から速く明るい音楽に比べ、この曲では気持ちが高ぶっていく「高揚感」の過程を味わわせてくれるため大好きです。

②「パート・オブ・ユア・ワールド」

この曲は小学生の頃から知ってはいましたが、好きになったのは結構最近できっかけは歌詞です。

「何故 火は燃えるの 教えて」

この部分を聞いた時 この子はそんなことも知らないんだ!!! とハッとさせられました。

義務教育がある国だったらほぼ全員が火が燃える仕組みはなんとなくでも知っているんじゃないかと思います。そのため何故火が燃えるか知りたいだなんて考えたこともありませんでした。

AメロBメロで「宝物~~♪」だとか、めっちゃ陸の世界大好きと語っている女の子が、それすらも知らないのだと実感できとても心動かされます。

メロディ自体は長調で明るい印象もあったのでギャップに驚きました。

陸の世界への「憧れ」がこの曲のテーマだと読み取れます。

憧れの暮らしや憧れの人のことを考え、語る時はとても楽しく胸が高鳴るものだと思いますが、一方でその憧れが手の届かない所にあるという現実に悲しくもなりますよね。

つまり羨望とは幸せで輝いたものでありながらとても辛いものでもあるのです。

そのため長調なのに対し歌詞が切なめというギャップも成立していますし、むしろ羨望の複雑さを上手く表現していると感じます。

また最後の歌詞「世界の果てまでも 〇 行きたい 人間の世界へ」では〇の部分で音がふっと無くなり、それ以降は楽器の音が一気に減ります。

この〇の瞬間に現実を実感し辛くなったんですね。この曲の結の納め方はミュージカル特有の感情の揺れが表れており聞いていて切なくなります。

憧れの複雑な感情を歌詞・メロディともに非常に素晴らしく表現しており大好きです。めっちゃエモい。

③「ホール・ニュー・ワールド」

アラジンさん人を絆すの滅茶苦茶うまくありません???

「I can show you the world Shining, shimmering, splendid」

(僕が君に見せてあげるよ 輝き、きらめき、広がる世界を)

ここではまだ本当か~~~~??って思います。私の何が分かるんだよって感じです。

「Tell me, princess, now when did You last let your heart decide?」

(今教えてくれ、君が最後に君自身の心に従ったのはいつなのか)

ここ! ここが大好きです!!

この部分でギクッとなるんですよ。何故私がいつも素直になれないことを知っているんだ~~?!と。アラジンさんはジャスミンちゃんが抑圧されて生きていることを知っているんです。

「I can open your eyes」

(僕が君の目を開いてあげるよ)

目を開く=世界を広げてあげようと提案していると自分は解釈しています。狭い世界に閉じ込められた彼女に、そこから飛び出す力になると伝えています。

誰にも知られていなかった本当の自分の心境をよく知っている人に提案されたら ほんと? って期待しちゃいますよね。全く分かっていない人に言われるより断然。アラジンさんの理解度から愛情が伝わってきます。これは絆される……。

そしてサビで「ほらな!!!」と言わんばかりにジャスミンちゃんに素敵な世界を見せるんです。アラジンさんは即有言実行な方なんですね。

ジャスミンに優しく語り掛け、サビで素晴らしい世界を見せる。映像と音楽のマッチ度がとても高くアニメも実写もこの音楽の場面は鳥肌が出ますね!

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