見出し画像

大阪市立東洋陶磁美術館

関西での新生活もようやく落ち着いてきて、美術館に行く余裕が出てきました
ということで大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました

2022年2月から増改築期間に入っていて、2024年4月にリニューアルオープンしたエントランスが楽しみポイントだったんですが、特別展もめちゃ良かったな~
「リニューアルしたとは言え何回も行ったことあるし、お昼前に行ってさくっとみて回ってランチ食べて帰ろ~」と思ってたら、四時間くらい滞在してしまった

エントランスのかっこよ階段

ガラス張りの明るい雰囲気の中の、コンクリートの壁と銀の階段がクールで格好いい
ガラス張りだからなのは分かるけど、やけに開放感すごいな~と思って調べたら四隅に柱がなくて、壁で支えているらしい すごい…
階段ふかふかだったのも好き

椅子も見たことないデザインで良かった

関西に住んでいた頃に何度か行ったことはあったけど、煉瓦作りの重ための印象があったから結構びっくり

リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」

階段のぼって特別展へ
この特別展では「珠玉の東洋陶磁コレクションなど約380件」…380件!?

スタッフさんに紙の作品リストもいただいたんですが、20ページあった
展示を見る前から圧倒されちゃった…

展示案内

あと、階段上がってすぐのラウンジに展示されていた「展示の特色」、めちゃ興味深かったな
美術館まわるとき、展示方法とか光の当たり方とか気にして見ちゃうんだけど、ここに知りたいこと全部書いてあって感動
HPの施設のみどころにも同じような説明があります

特に「お!」と思ったのは免震台
テグスどのから回して固定してるんやろ?とか見るのも陶磁器見るときの楽しみの一つだったけど、ないのはないで本当にすごいね…
あとは、ひじ置き台もメモ取るのに役立ってとてもよかった
ゆっくり観賞していいよ~って姿勢が見えて(?)メモ取り勢としては安心します

最近やきものに関する本を読んでいて、解像度があがってきている気がする
技法が分かると作品を見た時の「お~」が増えるので楽しい
解説も結構丁寧で、知らなかった技法のこともたくさん知れて勉強になりました

380点ある作品の中の「これ好き!」を書きなぐるとえらい文量になりそうなので、特にお気に入りだけを載っけます

《青磁象嵌 雲鶴文 梅瓶》小さいのに悠々と飛んでるの、わかる
《粉青象嵌 鳥魚文 瓶》ゆるい絵柄


《三彩貼花 宝相華文 壺》と《三彩貼花 宝相華文 水柱》
青磁に見慣れた目に鮮やか
《油滴天目 茶碗》特別ケースの人気者
きらっきら 釉のたまりとグラデーションが好き

体感!国宝 油滴天目茶碗

絶対に手に取ることのできない国宝を360度いろんな角度から見られる最高展示だった
光が当たった時の色の変化とか、置いてあるだけの展示では見られない油滴天目茶碗の一面が見られて楽しい
一生ぐるぐる回しちゃう

高校生か大学生の頃に東洋陶磁美術館で油滴天目茶碗を見て「もしかして、陶磁、きれいですごい…?」と浅はかな感想を抱いてから、陶磁に興味を持ち始めたので、また新しい形で出会えてうれしいよ

帰りにミュージアムショップによって、油滴天目茶碗のアクリルバッチが売っていたのでつい買ってしまいました
カフェには行けなかった(陶片クッキー、気になりすぎる)ので、またリベンジしたい!

階段からの緑も雰囲気よかった〜



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?