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一人旅の喜び

一人旅の好きなわたし。
1月自分の誕生日台湾旅行に出ました。

旅で出会った体験の中から
2つの家族の紹介をします。

一つ目は、台北市内にある
博物館でのできごとです。
3歳位の男の子が入り口近く床に
座って大声で泣いていました。
お母さんは何か怒っている口調ですが
泣くのを止めることはしていない様子です。
少し離れた場所でお父さんが
その様子を見ています。

そのあと、お母さんは怖い顔で
その場から離れて行きました。
男の子は「オンマ、オンマ」
と泣き叫びました。
(オンマは韓国語でお母さんの意味です)
わたしは、少し離れた場所で
息子を見ていたお父さんに
「あなたの息子さんと一緒にいて良いですか?」と
英語で聞いてみました。
お父さんは少し笑みを見せて
首を横に振りました。

きっと、このような状況は
3人にとっては珍しいことではなく、
3人で解決していくのだなと思い、
わたしはその場から少し離れた場所へ移動。

20分くらいするとお母さんが、
怖くない顔に変わって
息子のもとに戻りました。
そのあとは、その男の子の
はしゃぎ声が聞こえてきました。

わたしは1時間くらい博物館の中を鑑賞したあと、
たまたま出口で3人と一緒になり、
お父さんと目が合った時に
にこっと笑ってくれました。
お母さんも明るくお父さんと
会話をしていました。
お父さんによる母子への
日常の関わりを見せてもらった体験でした。

2つ目は、日本へ帰る飛行機の中でのことです。

わたしの後の席に1歳ぐらいの女の子と
一緒の夫婦が坐っていました。
4、5時間のフライトは
子どもは飽きてしまいます。
その娘に両親がとても良く
声かけをして遊び関わっていました。

こどもが少し眠って起きたあと、
ぐずり始めたので、お父さんが
その子を抱っこしてわたしの
席の隣に立ちました。
3人掛けのわたしの席は
2席分空いていたので、
「ここに座りませんか?」と、
声をかけたら喜んで座ってくれ
わたしは女の子と遊ぶ時間を
持つことができました。
まずは、お母さんとお父さんに
「良くやっている良いお母さん、
お父さんですね」と声をかけました。

そして早速、床に座りその子の
目線になり彼女に注目を送りました。
そうしたら、女の子は座席前網に
備えた雑誌をひとつずつ取り始め、
お父さんに渡しはじめました。

全部取り出したあとは
嬉しそうな表情をします。
すぐにわたしにも取り出した
雑誌を渡してくれるようになりました。
そのたびに、私は、中国語とは違う、
台湾だけで使われる独特な言葉で、
ありがとうの意味「ドウシャー」(多謝)と
彼女に頭を深く下げてお礼を伝えました。
その同じ行動がずっと繰り返されます。
1歳になって歩き始めたという
自慢の歩く姿も見せてくれました。

お父さんがわたしに話しかけ、
二人で会話が始まると、
自分への注目がなくなるため、
即座にお父さんの坐っている膝を
ぽんと叩き「わたしに注目して」と教えます。

夢中で遊んでいたのに、
キャビンアテンダントさんの
「着陸準備に入りますので席にお戻り下さい」
の声に遊びが中断し残念でしたが、
おかげで退屈だった往路とは違い
楽しい想い出の残る復路となりました。

最後に、日本の植民地時代の
影響から日本語が残ったものを
3つ紹介します。
ビエンタン(便當)→弁当、
ベンソー(便所)や、オートバイです。

台湾ではお弁当屋さんの
ご飯もその場であったかい
物をたくさん入れてくれます。

「オートバイ」とそのまま
日本語で言うなんてびっくりですよね。

どこにいても、信号待ちのスクーターの列は
「これぞ台湾!」という光景ですよ。

毎日の現地の人たちとの関わりの中から、
学びや喜びを貰い「またすぐにでも行きたい」と
今回も思った楽しい一人旅でした。
     
ともちゃん

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