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心の中を探る

「親の時間」を始めてから
5年半ほどがたつ。

「親の時間」の仲間と、
感情を解放して
話の聞き合いを進めた。
いろんな気づきがあり、
私が抱えていた古い価値観を
手放すことを繰り返した。

今は自分自身が以前と比べて
180度変化した、と感じる。

現在は自分の好きな人、
好きな場所に恵まれた
毎日を過ごせている。
「親の時間」を始める前には
考えられなかった
環境の変化もあった。

それでもたまに出てくる
不安と孤独感がある。

何かしらの理由(その人自身の理由)で
人が離れる度に
「自分のせいなんじゃないか」と
自分自身を責める。

漠然とした不安を感じてしまい、
しばらく誰にも話せずに
堂々巡りの思考を
繰り返しては疲れてしまう。

耐えきれずに
離れていく本人に確認すると、
必ず100% 他に仕方のない理由がある。
私自身のせいではない、とわかり
ホッとする。

毎回毎回この繰り返しなので、
私自身このような事が起こっても
「今回もまた 私の思い違いなんだ」
という思考はある。
でも、心から腑に落ちる訳でもなく
グジグジと違和感が残る。

ふとした瞬間に
「やっぱり私のせいなのでは?」と
再び無駄な不安と孤独感を味わう事を
嫌というほど繰り返した。

独りぼっちになった経験は
特に思い出せない。
周りの人に恵まれていた、
ということは
痛いほどわかっている。
それでも いつも私は人と違う。
という孤独感を感じていた。

このblogを書くにあたって、
「なんで孤独を感じるのかが、
わからない~わからない~。」
と聞いてもらうことを続けた。

聞いてくれる人も、
「なんでだろね~」
と傾聴してくれた。

そうしたら、
「もしかしたら自分自身が
周囲の人に心を開けずに
自ら孤独に入っていった
可能性があるかも」
ということに気がついた。

勝手に「誰もわかってくれない」と
諦め、誰にも話せずに1人で
気持ちを押し込めていた。

そんな私を周囲の友人は寄り添い、
笑わせようと声をかけ続けてくれた。

あの頃は「ほっといてくれ!」と、
わずらわしかったけど
自分から避けていた事に気付き
皆に感謝をすることができた。

ここまでわかったけれど、
今はまだ自分の身体の中に
「私は1人じゃない」という事が
ストンと落ちてきていないので
また何度でも形を変えて
同じ事が起こってくると思う。

それでも有り難い事に
「ここを癒せ」と
私の身体は教えてくれる。

まだまだ自分の中で
違和感が残るので
その違和感を咀嚼している途中。

決して結果を急がずに
今湧いてくる感情を
一つ一つ味わおうと思う。

「親の時間」を知る以前と比べて
希望が持てていることが嬉しい。
なぜなら、諦めずに何年もかけて
手放したかった事を
可能にした仲間がいるのを
知っているから。

その人を知ることで、
もう諦めなくて良い、という事実と、
聞いてくれる仲間がいる。
孤独じゃない、という事実がある。

今は目に見える事実を軸に、
自分の心の中を探っていこうと思う。

けいこ

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