674.風邪

軽い胃腸炎が良くなったかと思えば、今度は風邪だ。
何しろ保育園には鼻水が出てる子や咳が出てる子も盛り沢山にいるため、治ったかと思えばまた次をもらってくる。

子どもたちも、その繰り返しで強くなっていくんだろうけど、こちらもうっかりしていると新鮮な菌にやられてしまう。

食事を与えている時にキミがこぼしたものや残したものを、いつもの癖で「オイオイ、シカタナイナー」と言いつつ食べていたら鼻水が出てきた。

この前キミからもらった風邪とはまた違った種類で驚く。

とはいえ、大人はいい。

栄養ドリンク飲んだり、薬飲んだり、冷えピタ貼ったり、鼻をかんだり、痰もペペッとすることができる。

そういうことが簡単にできず、鼻を垂らすキミが不憫でならない。

パパに出来ることなんて、抱っこして遊んで食事を与えて、適度に水をやってオムツ替えて隣で寝かしつけて、迷信程度に菌をもらってやるくらいしかない。

だから小さい体を抱えて背中をトントンと叩きながら「早く細胞つよくなれー」と願ったりする。

すると、キミもパパの背中をトントンと叩いてくれた。

そんな風に笑わせてくれるから、何一つ大変だと思えないでいる。

せっかくの連休中だ。天気の良い日にはキミが全力で遊べるようなところに連れて行ってやりたいと思う。

だから早くよくなりますように。

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