[Excel]満年齢を出す計算式 DATEDIF関数 その3
【まとめ】
エクセルで、満年齢を出す計算式
=DATEDIF(誕生日-1,基準日,“Y”)
*注意:年齢の起算日(1日目)は誕生日。
「誕生日-1」にしないと、法的に正確でなくなる。
1900年以前の年月日は計算できない。
目次
満●歳(満年齢)を出す計算式
誕生日から1を引く理由
WEB記事やエクセル本では、正確でない説明が多い
【年数計算・年齢計算まとめ(DATEDIF関数)】
【説明】
過去記事で「日付1から日付2までで、丸何年経過したか(=満年数)を求める計算式」について説明しました。
(前記事では「●年目」の出し方について説明しました。)
その際、「日付1から日付2までの計算式では、「満●歳」(満年齢)が出せないので注意が必要」である旨、記載しました。
日付1から日付2までの満年数なら
=DATEDIF(日付1,日付2,“Y”)
で出ます。
満●歳(満年齢)を出す計算式
一方、
満年齢を出すに計算式は以下になります。
=DATEDIF(誕生日-1,基準日,“Y”)
誕生日から1を引く(1日前にする)必要があります。
誕生日から1を引く理由
その理由は・・・
通常のDATEDIF関数は、日付1である日の翌日が1日目(起算日)となります。これは民法の「初日不算入の原則」に合致しています。
一方、年齢は「年齢計算ニ関スル法律」により、誕生日が1日目(起算日)とされ、誕生日の前日に満年齢に達します(つまり、年は誕生日の前日に取る、ということです。)。詳細は別記事にします。
そのため、日付1に該当する日を「誕生日-1」(誕生日の前の日)にしないと、誕生日が1日目とならず、誕生日間際の満年齢に誤りが生じます。
WEB記事やエクセル本では、正確でない説明が多い
年齢の計算方法について、残念ながら、多くのWEB記事やエクセル本では「正確でない説明」がなされています。
計算式自体の説明は正しいのですが、法律上の年齢計算を踏まえると、「正確でない」と言わざる得ません。
詳細は別記事「誕生日の前日に年を取るのはなんで?、と思った方へ(WEB記事やエクセル本は不正確なものが多いので注意)」をご覧ください。