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[Excel]「●年目」の出し方 DATEDIF関数 その2

期間計算に関する記事一覧はこちら

【まとめ】
エクセルで、●年目を出す計算式
=DATEDIF(日付1,基準日,“Y”)+1
*注意:「経過年数」「満●歳」は、これでは出せない。

目次

  1. 「●年目」を出すには

  2. 【年数計算・年齢計算まとめ(DATEDIF関数)】

【説明】
過去記事「経過年数(満年数)の出し方 DATEDIF関数 その1」で「日付1」から「日付2」まで、何年経過したか(=満年数)」を求める計算式について説明しました。
その末尾にも記載しましたが、これは「経過した年数」(満年数)を算出するものであり、「●年目」の計算はできません。

では、「現在(あるいは基準日で)●年目」はどう出せばいいでしょうか?

「●年目」を出すには

やはり、DATEDIF関数を使います。

下の表を見てみましょう。

R4.4.1に入庁した人は、R4.9.7時点では、入庁して、まだ1年たっていないので、満年数(経過年数)は0年です。
この入庁満年数が0年のとき、一般的には「入庁1年目」というでしょう。

つまり「1年目」=「1年を満了(経過)していない状態」です。
従って、「経過年数(0年)」に1を足せば「1年目」になります。
つまり、経過年数(満年数)を算出する計算式の答えに1を足せばいいのです。

よって、「●年目」を出すには、以下の計算式となります。
=DATEDIF(日付1,基準日,“Y”)+1

R4/4/1入庁者を例にとって、年の区切り部分を細かく考えてみます。

この表では、R4/4/1入庁者は、R5/4/1で「満1年」になる(=1年が経過する)となっています。
これは、R4/4/1の翌日であるR4/4/2が「起算日」であるからです(詳細は過去記事「経過年数(満年数)の出し方 DATEDIF関数 その1」参照)。
一般的には入庁した4/1を1日目と数え、3/31で満1年と見做すかとと思います(別記事で説明する「満●歳」と同じ数え方です。)。
そのため、このケースは、いい例とはいえませんが、エクセルにおける満年数と●年目の違いをみるためにあえて取り上げています。

一方、R4/4/1入庁者は、R5/4/1(一般的にいう満1年目の終了日である3/31の翌日)になると「2年目に入った」と見なされます。

以上が、「●年目」を計算する計算式の説明です。

なお、「今日現在、●年目か」は
=DATEDIF(開始日,TODAY(),“Y”)+1
で出せます。

複数の職員について計算したいなら、基準日セルを別に設けて、そこを「絶対参照」で参照します。
詳細は、「経過年数(満年数)の出し方 DATEDIF関数 その1」を参照願います。





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