しょてん人生で大切なことはすべて書店で買える

読書に費やした時間は裏切らない

この世に本がなかったら、僕はとっくに死んでいた

「本を読みなさい」誰もが読書を勧めて、読書に勤しむ風潮で考えることがあります。同じことをしてていいのか?と。

 今回は1000万円を書籍に投資し、1万冊を読破したのち、「この世に本がなかったらとっくに死んでいた」と語る作者の本作品をもとに「人と差をつける本の読み方」についてまとめました。さ一緒に「差のつく読書法」を身につけてみませんか?




★★★★就寝前の乱読で「積読」を武器にする

買ったのに読んでない本、通称「積読」。この「積読」の処理に悩む人の何と多いことか。多くの人はそのままにするか、売ってしまう。解決するために「乱読」は最も有効である。頭から全てを読むのではなく、目次から気になったところだけを拾い読みしたり、気の向くままめくて目に付いたところを読む。狙うタイミングは「就寝前」の一択。睡眠の前に脳にインプットした情報は「新鮮な情報」として処理され、睡眠中に優先的にストックされる。さらにその情報は既存の記憶に対してスパイスのように絡まることで新たなアイデアを誘発するのだ。もしつまらなくても睡眠導入剤の変わりになるだけで①積読の処理②就寝前の時間の有効活用③脳の機能にアクセルをかけるなどのメリットであふれている。

★★★★自分が必要としている本の見極め方

 kindleなどで書籍の購入する際の敷居は、書店へ足を運ぶ不便さからの解放、レビューなどの可視化で大分下がってきたように思えるが明確な選書の規準がない現状は変わっていない。作者が提唱するのは

①二回以上立ち読みした本。②気になって離れないフレーズが発生した本。③ベストセラーとなった名作

である。そして私自身がお勧めするのは新聞などで紹介されている書籍だ。パブリックな場所で紹介されるにはそれなりの労力がその本の出版に関わっているのだから空疎な内容ではないはずだ。しかし、一番の出会いはやはり書店での偶然の出会いだろう。本やの中を歩き回り、偶然手に取った一冊が忘れられない一冊になったり、バイブルとなったるする。男女の交際と同じように待っていても出会いは皆無だ。最初は尊敬している人の好きな本を買ってみるでもいいかもしれない。


★★★★量か質か

圧倒的な量を読んでこそ、奇跡の1冊に出会える

と作者は言う。受験生の頃を思い出せば自分にあった参考書を選びなさいと教わってきたはずだ。結局のところ、自分を成長させる本や「良い本」の出会いは、一朝一夕ではいかない。大量に読み、読書をする習慣を身につけたさきに初めて「良質な読書」がある。

★★★★なぜビジネス書(or小説)しかよまないのか?

特に社会人になり、会社勤めが始まると読書の機会は激減してしまう。最近では読書の時間が無い人ののためにBOOK asahi.com・HONZなどの無料書評サイトも利用されるようになったが、そもそも読書の機会が減るという事は、本をじっくり選ぶ時間もないという事だ。新聞やAmazonのオススメに従うまま読書を続けた結果、「ビジネス書は読んでいるが小説は読めていない」という事態が起こる。

すばらしい小説は、すばらしいビジネス書。すばらしいビジネス書は、すばらしい小説。

シェイクスピアの話はもはや崇高な啓発本であったり、「もしドラ」が物語の形式をとったがビジネスの性質を物語へふんだんに盛り込んでいるように、偏った読書はあまりにももったいない。「わらしべ長者」などまさにビジネス書と言える。物語からも学べることは沢山ある。

補足と感想

 「20代で~」て名の付く類の啓発書には大抵同じようなことが書かれていてウンザリすることも多々ありましたが、本書は「読書の鬼」によって書かれており、かなりの熱量でつづられています。冒頭の「この世に本がなかったら、僕はとっくに死んでいた」は本書の巻尾に書かれていたもので、読書を1つの洗練された学問に見立てた、言わば「読書の教科書」とも言える作品です。現状に行き詰まっている人にとって必ず「前進」の一助となる内容ですので是非手に取ってみてください。

読書に費やした時間は裏切らない

記事 taiti@書籍紹介に命をかけて




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