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不登校の子が立ち直るために必要なこと


前向きなエネルギーチャージ

子どもが学校へ行けなくなって、毎日家にいるようになると
親は不安で心が壊れそうになってしまいます。

「学校へも行かずに、一日中部屋にこもってゲームやスマホ
で、この子は一体どうなってしまうの?」
という考えで頭の中はいっぱいです。

若いエネルギーを使うことなく、家で過ごすのですから
絶対にエネルギーを持て余すはずだ
エネルギーは余っているはずだ、と親は考えます。

ここで、親御さんに理解してほしい大事なポイントが
あります!

動かず、じっとしていても、エネルギーは高くありません。
なぜなら、不登校の子ども達の心は、折れて砕けて
真っ暗闇の中に横たわっているのですから・・・・

本人もなぜだかよくわからないけれど、ある日急に
体も心も学校へ行くことを拒否してしまったのです。

エネルギーは最低レベルに落ちていますから、そのまま
じっと家にいてもエネルギーはたまっていきません。

負のエネルギーはいくら貯まっても、外に向かないのです。

では、どうすればいいのでしょうか?
【前向きなエネルギーチャージ】が必要なのです。

「やりたい、行きたい、活動したい」
という前向きなエネルギーをためていかないと、不登校から
脱出することはできません。

心と体のエネルギーチャージに必要なもの

■家の中で気を遣わずにゆっくりと過ごせる環境
■誰かに悩みを打ち明けられる環境
■好きなことをして気分が上がる環境
■どんなプレッシャーも感じない環境
■これまでがんばってきたんだな、と自分を認めること

これら5つの条件が、不登校の状況下でも、整えられたら
必ず、と言っていいほど、解決していきます。

5つ全て、不登校の子に悩む親にしてみれば、
「不可能だわ・・・・」
と感じてしまうのではないでしょうか?

つまり、不可能と感じてしまうほど、これらの条件が
満たされていないから、不登校になっているのです。

それぞれの条件を満たすためには、親の努力と覚悟を持った
行動が必須です。

お母さん、お父さん、覚悟はできましたか?

家にいたら、エネルギーを持て余すはずだ、
というのは思い込みです。
子どもにとって、家にいてもどんどん
「負のエネルギー」をためているだけですから
自動的に、前向きなエネルギーが上がっていくことは
ありません。

親からのプレッシャーやご近所の目。友人たちの目。
先生の目。
そして、学校へ行けない罪悪感に苛まれています。

身も心も疲れ切っています。
もしも、お子さんが部屋に閉じこもって、ゲームや
スマホ、YouTubeで時間を使っていたとしても
心から楽しんでいるわけではありません。
仕方なくやっているのです。

もっと自分らしく、リラックスして、ゆったりできる
環境の中で、心を話せる人がいれば(他人でもOK)
この5つの条件をクリアして、前向きなエネルギーを
チャージできるのです。

前向きなエネルギーがチャージされると、次第に
何かを始めよう、やろう、という意欲が芽生えてきて
子どもから動き出します!

不登校の子どもの本当の心の中

私は20年間、塾で数多くの親子を見てきました。

お母さんやお父さんからお聞きする『我が子の姿』と
リアルな子どもの真の姿が違うことがとても多かったんです。

親ですら、いいえ、親だからこそ、
我が子の本当の姿が見えていないのではないでしょうか?

不登校の子どもの本当の心の中はどうなっていると
お思いですか?

子ども達は、学校へ行けないことに、苦しんでいるのでは
ないのですよ。

実は、本当の苦しみは
「学校へ行けない自分の心を誰も理解してくれない」
ということなんです。

理解する人が、誰かいること。

これが不登校を解決していく鍵です。

一番伝えたいこと

不登校を解決に導くスタートラインは
「行きたがらない」と考えるのではなく
「行きたくない」という現実を親が受け止める
ことです。

エネルギーが枯れてしまって、砂漠に倒れている
のどがカラカラに乾いた子どもをイメージしてください。

その子に、「頑張って立ち上がって歩きなさい!」
と言えますか?

まず、たっぷりの水分を与えて、ゆっくり体を
休ませることです。

子どもは、その砂漠にずっと横たわっていたい、
なんて考えていません。
歩き出して、自分の行きたい場所へたどり着きたいのです。

前向きなエネルギーが必要なことと、その為に揃えたい
条件を5つお伝えしてきました。

難しく考えないで、一緒に解決していきましょう。
話せて理解してくれる他者が、私の役割です。

今日も記事を最後まで読んでくださって
ありがとうございました!

どうぞ素敵な週末をお過ごしくださいね🌱

YUME-IQ 子育てカウンセラー 池永宮代子

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