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制作の三本柱

【やまぶん本間組 デザインノート】
ディレクションと撮影すること

撮影、スチル、ディレクション
担当: 物撮影、料理撮影

【千葉県民のためのエール】
船橋の苺と習志野の人参編
クライアント/船橋市観光協会

【船橋にんじん】
クライアント/船橋市観光協会

【旬一】
クライアント/合同会社一志創伝

広告業界に入った20代の頃、広告制作の仕事は細分化されており、それぞれの分野のプロフェッショナルがいました。
デザインを担当するグラフィックデザイナー、カメラマン、イラストレーター、コピーライター、デザインのフィニッシャーである版下マン、印刷を担当する色校正マン…。

しかし1990年代頃、デザイン業界にDTP(デスクトップパブリッシングの略。パソコン上で印刷物のデータを制作すること)の波が押し寄せ、デザイナーの仕事が一変しました。

制作はアナログの手作業から一気にPCを用いたデジタル作業に変わり、デザイナーが受け持つ仕事範囲も印刷の一歩手前まで、ともすれば写真の色調整までこなし印刷原稿を入稿するということもあります。

そんな変換期のまっただ中にいた自分は、アナログとデジタルの作業、両方を知る世代であり、嫌が上でもマルチ的に業務を覚えることが求められました。制作アプリケーションとデジタル周辺機器の発展もあり他業界のスキルも求められたのです。

身近ですぐに覚えたのは、アシスタントデザイナー時代に撮影現場立ち会いが多かった商品撮影のノウハウでした。まさか自分が撮影することになるとは思ってもみませんでしたが…。

この背景、実は自宅のちょっとした庭の一部を使用

この経験が後に動画撮影にも生かされるわけですがそのお話はまた後日。

船橋港親水公園にて撮影

また、あまり時間的余裕や予算が限られている場合も比較的、デザイナーである自分の出番かな?と最近思える案件が多くなってきました。それは【ディレクションできる立場にある】ということが大きいと思います。
簡単に言えば一人親方なんですが(笑)

デザインを考える段階で、素材として欲しいシチュエーションや雰囲気を自分で撮影するわけですから制作時間は短縮されます。
もちろん、高度な技術が要求される場合はその道のプロカメラマンに依頼します。

そんな中、ある飲食店さんのリニューアルに伴い、店舗PR動画制作の依頼がありました。
新店舗紹介のショートムービーですが予算上、ワンオペでの撮影と編集をしなければならず、差し込む静止画も自分で撮影することとなりました。料理の撮影はシビアなので少し悩みましたがこれも経験と挑戦だ!と腹を括ります。

撮影には自分なりに苦労しましたが、何とか納得いくものを撮影。クライアント様にもOKをいただくことができました。

これを機に、デザイン、イラストレーション、映像の制作を三本柱として打ち出せる自信がついたわけです。

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