「若いって素晴らしい!!お医者さんの卵と交流」~福井大学医学部1年生と

◎100名の医者の卵が高浜町に

学生を前に住民のニーズを理解することが大切、と説く井階医師

最近は若い人たちと話する機会がめったにありません。せいぜい孫と電話で話をするぐらい。
そんな中、わが町高浜町で医学生と交流する機会がありました。
福井大学に今年入学した医学科の1年生さん達です。

◎鉄は熱いうちに!早期体験学習

高浜地域医療イノベーションセンターが「地域医療早期体験実習」として開催、地域で活躍する医療関係者や地域の住民から「現場の生の声」を聴き、これからの学習に役立ててもらおう、と企画されたものです。福井から医学部の学生約100名が二日間にわたってバスで高浜へ。

◎ジィー有志で参加、「何を話したらいいの」心配の声

「住民の声をぜひ、聞かせてやってください」と高浜町で長年、地域医療に取り組む井階医師からの呼びかけで、ジィーの会からも有志が参加しました。
「何を話したらいいのかな」「医学生さんてかしこそうだけど、わえらでいいのかい」「時間持つかな、、」。
リタイアしたジィー、普段話すこともままならないジィーばかり。ワーケーション?なんだか訳が分からんのに大丈夫かな、と皆さん心配の声が聞こえます。
大丈夫、学生と気軽に思うことを話しをして。医療や人生についてなど自由に語ってください、と井階さん。

◎医療の主役は地域住民~心と心の近さなり

理想の医療ってどんな医療!?赤ふん坊やがねじり鉢巻き

そういわれながら恐る恐る会場へ。我々が参加したのは「住民。行政」コーナー。進行役は井階ドクター、学生に向け地域医療の心構えを説いています。
「医療の主役は地域の住民」「医療の現場で住民さんと話し合うことはめったにありません」「今日の住民さんの声を絶対に忘れずに」。
いいこと言うな。そういえば普段、我々住民は白衣姿の井階さんしか見ていないが、この方福井大学の教授だったんだ。

◎推しバナゲームのカードが盛り上げる

「推しバナトランプゲームってなんだー」

まずはグループに分かれて自己紹介、お互い最初は何から話していいのか、そこでで登場したのはトランプカード。
表には「推しバナゲーム」と書かれ、赤ふん坊やも。
カードを繰り各自5枚づつ配布。残りは真ん中に。裏を開けると一枚一枚に色んな文字が書かれています。
「幸せだと思える」「健康だと思える」「住み慣れた地域で死ぬことができる」「医師や医療機関を十分選べる」「かかりつけ医と専門医が連携している」等など。医療だけでなく地域の課題がたくさん書かれています。
その中から自分がこれだ、という3枚を前にどうしてこれを選んだのか、説明をします。

◎どうしてお医者さんになりたいの

これをきっかけに
「どうしてお医者さんになろうとしたの」「どこの出身」「今何が一番楽しいの」「将来何科の先生になりたいの」、、と次から次へとこちらから質問攻め。このジィーさん、なんだーと思ったのでは。

◎人の命を救いたい、頼られる医者に
難問の医学部に合格した学生さんとあって結構、真剣にまじめに問答が続きます。「人の命を救いたい」「地域で頼られる医者を目指します」「心の病に寄り添いたい」等など。自分のグループには男だけでなく女学生もたくさん来てもらい、将来産婦人科になりたい、小児科がいいなど女性らしい抱負も。
聞くところによると医学部の学生半分ぐらいは女性だといいます。かなりハードな仕事と言われる医療現場、よくぞ選考されたな、と思うものの、それぞれしっかりした目標があるようです。素晴らしい。

◎高浜でまたお会いしましょう
そしていつかは高浜で研修してくださいね、と言っておきました。
多分、病院のベットで「このおんちゃん、どこかで見たねー」と言われいるかな。

◎たそがれジィー達も盛り上がる
話の中身は別として我々ジィーからするとこのような場所で若い方と、しかもお医者さんの卵と話しができることが売れしいものです。ほかのジィー達を見ても、結構言いたいこと言い、盛り上がっています。
そりゃ―そうです。普段、病院へ行っても待合室の片隅でジーと順番を待ち、ドクターの前に座ると「怖くて」何もものを言えないジィーさんばかりです。

◎大いに刺激を受け。頑張れエール

当初は何を話していいのか、不安でしたが、終わってみると大変いい機会をいただきました。大いに刺激を受けました。
それと同時に若いって素晴らしい、頑張れ、とエールを贈るばかりです。
(事務局・山中)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?