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清々しいほど読みにくい。「note逆再生」実験。

それでは、また。

…今から行ってきます。

そして、携帯料金の支払いをようやく
思い出すのだった。

自分の今を振り返り、見直してみる。

寝ている生徒に言えない分まで、
懇々と自分に言い聞かせる。

私はあくまで、ただの試験監督。
思いを伏せ、ただ職務に徹している。

…とは、言えない。
気持ちは山々だが、言えない。


「頼む!!見直ししてくれ!!!」


だから。

安心しない!まだ戦いは終わっていないぞ…!
そんな気概を持った人こそ、サクラ咲く季節を
迎えられるのだ。

必死な他の人をよそに余裕を醸せることが
優秀さの証、なんていう勘違いをしないで
ほしい。

繰り返しになるが、たった1、2点が明暗を
分けるのが勝負の世界。
断じて、軽んじて良い作業ではない。

徒労に終わる場合もある。
完全にミスを防げるとは限らない。
それでも、見直しは「最後の砦」なのだ。

きっと、悔やんでも悔みきれなかったはずだ。
かける言葉が、見つからなかった。

この手の話題で真っ先に思い出すのが、
ほんの2点差で志望大学に落ちた
友人の事だ。
慎重なタイプの彼だったが、本番での些細な
ケアレスミスが敗因となった。

これも一応、練習での話。全然マシだ。
救いのない、辛いケースだってある。

これは友人の話だが、模試で受ける科目を
間違えて成績が無効になっていた。

試験には真面目だったが、よもやそんなミスを
自分がすると思っていなかったらしい。
1回6000円の模試が台無し。勿体無い。

これは断然可愛い方。
見直さなかったことが実損を生むこともある。

漢字テストで「是非」の読みを答える問題に、
「ぜひ」ではなく「ぜき」と書いていた。
酷いミスだ。これで満点を逃した。
横に座る生徒の「コレはないわ。」という
呟きを、今も鮮明に覚えている。

例えば、これは私の実体験。

それだけに、油断や慢心の恐ろしさが骨身に
染みているのだ。

高校、大学と、受験戦争をくぐってきたが、
大小問わずさまざまな試験を受けていると、
見直しやケアレスミスに関するエピソードに
事欠かない。

「見直ししてくれ…!」

あくまで試験監督なので、特に注意はしない。
内心はこの言葉を言ってやりたくて仕方ない。

どこの学習塾に行っても、必ずと言っていい、
「解き終わってすぐに寝る」生徒が1〜2人は
いるのだ。
さぞ簡単で、退屈な問題ばかりなのだろう。

私は家業の手伝いがない土日に、試験監督の
アルバイトによく行っている。

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