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母と一緒シリーズ★はじまり

要支援1認定の一人暮らしの母と私の記録を
少しずつ残しておこうと思う

父は80歳過ぎに転がるようにアルツハイマーが進んだ。
両親はだいぶ前に離婚したものの
弟が経営を引き継いだ自営業を
父と一緒に続けていたので
その様子を近くで見ていた母は
一昨年職場を引退した後
不安を感じているようだと
弟から聞いていた

遠くに住んでいる私も
何かできないか
本格的に考えるようになり
一時は
帰郷して母と同居することも考えたが

とりあえず
今の仕事を続けながら
年に数回長めの休みをとって
帰郷して母と過ごす時間をとりながら
様子をみることにした

母は
沖縄復帰前にパスポートを作って嫁にきて
車の免許をとってワゴン車に食品容器を載せて行商しながら
小さな店を開けるようにまで稼ぎ
バリバリ商売を拡張していった

そんな母だから
なかなか気丈で強情で
家族としては関わりにくいところもあり

弟妹達も距離をあまり近づけない暮らしをしていた

私も以前は
電話で話をする度意見がぶつかり
大喧嘩しては
理解してもらえないことが悲しくて
電話を切ってしばらく涙が止まらないことも度々だった

いつの頃からか
飛行機に乗らなければ会えない私は
たまに帰ってくるスペシャルな存在となり
年齢もアラ還に差し掛かり
おばあちゃんと呼ばれる立場になったこともあり
穏やかな関係が結べる様になった

距離があるので
弟達が言いにくいことも
感情的にならず伝えられる存在にもなっている

そんな今年

新しい母との関係を楽しむために
いろいろやってみることにしたのだ

先月

思いきって2週間の休暇をとり
母のマンションで一緒に過ごした

いくつかのタスクを一緒にクリアし
母の暮らしの様子から
いろんな気付きがあった

一番大きな気付きは
母と私たち子どもたちは
まだまだ楽しめることがたくさんある
ということ

一緒に暮らさなくても
私にも
できることはたくさんありそうだ
ということ

そんなわけで
新しい母との暮らし(別居)について
書き留めておきたい。

それは
私自身の老いへの準備でもある

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