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【satellite records】はじめに。

この4年半ほど、自分にとってとても大事な友人と一緒に過ごしていたのだけど、色々あって離れることになった。離れてから、彼女と過ごした日々を振り返ると、「事実は小説より奇なり」とはまさにこのこと、というような不思議なことの連続だった。

「宇宙と繋がって生きたい」そんな突拍子もない願いを叶えた友人を間近で見守る、というとても貴重な体験をし、彼女と共に過ごす中で、宇宙のこと、地球のこと、物事の捉え方、地上で生きていく上でのヒント……等、本当にたくさんのことを教えてもらった。

何で離れることになったのか。先に書いておくと、彼女との関係が依存的で不健全であったから。私は彼女を大好きで慕っているように見せて、依存していただけだったのかも知れない。これから書くことも、彼女から貰ったと言えば聞こえはいいけど、奪ったものとも言えるのかも知れない。正直まだそこに関しては整理はついていない。

ひとつ言えることは、彼女は自分自身で在ることを選び続けた。どんなに人と違っても、どんなに「おかしい」とされることでも、自分にとっての真実を選び続けた。それはきっと私の想像を超える勇気が必要だったのかも知れない。誠実さが必要だっただろうし、何よりも、自分にとっての真実を見極める目が必要だっただろう。情に流されず、自分の気づきを無視せずに生きる。それを日々の暮らしの中で何度も何度もトライし続けていった。

私はそれを側で見つめながら、自分も何かをやっている気になって、分かったつもりになって、変化したつもりになって、その実、何もしていなかったのだなと思う。誰かを批判して、誰かの人生に口出しをしては何か分かったつもりになってる人…そういう嫌な人物になっていたのかも知れない。そういうわけで、現時点で私は未熟なところもたくさんあるし、何か凄いことを成し遂げたわけでもない。

だけど、彼女や彼女の仲間たちから貰ったものを私だけが所有して保管しておくのはしのびないとも思うし、私が知ってることを読むことで何かの変化のきっかけを掴む人がいるかも知れないと思うので、私が観測したものという記録として、書き残していくことにする。

私が見聞きしたものを書く、という時点で情報には多少の歪みが発生してる可能性があるので、文責はすべて私にある。そこを踏まえて読んでもらえたら幸い。

「アクセスコンシャスネス」というもののツールのひとつに「すべては興味深いpoint of view(ものの見方)」というのがある。正しい・間違いはなく、自分のものの見方も、誰かのものの見方も、すべて「興味深いpoint of view」として見ることで、ジャッジメントから抜け出して、許容の状態でいることが出来るというツールだ。これから書く様々なことも、「ひとつの興味深いpoint of view」なのだ。そんなつもりで見てもらえたらいいのかなと思う。あなたはそれを採用することも選べるし、スルーすることも選べる。あなたが選択できる。

あなたが選択できる…それが一番、豊かなことだというのを覚えていて欲しい。


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