老舗薬局を進化させてみた(薬局DX)/5週目
株式会社OX3代表の真田です。
老舗薬局を進化させるプロジェクトも5週目が終了しました。(先週はGWだったため、1週スキップしてます)
2ヶ月目のテーマは攻めのDX!ということで取り組んだことをまとめていきたいと思います。
5週目に取り組んだこと
デジタルサイネージの導入
店内にデジタルサイネージを導入しました。デジタルサイネージと言っても大それたものではなく、単に薬局待合にモニターを設置したというものです。
導入した目的は大きく2つで、
患者さんとの会話のきっかけを作ること
店内掲示物の撤去
です。
1のきっかけづくりに関してですが、テーマは「共通の話題」だと思います。
もちろん処方薬や体調についての共通の話題として患者さんとお話することはありますが、ちょっとした雑談や店舗のサービス案内をする上で、唐突に話されるのと「あ、モニターに映ってたあれね!」では、入ってきやすさが違うと思っています。
2の店内掲示物の撤去ですが、僕個人的に、紙の掲示物がごちゃごちゃしているのがとても苦手で、どうにか無くしたいと考えていました。
でも案内すべきことは十分にあって、どうしようかと考えていただときに、
「モニターなら1枚で全部映せるじゃん」
ということで導入しました。
例えば、お薬手帳の案内や資格確認、地域のイベントの案内など、モニター1枚で全てお知らせすることができます。
加えて後述するLINEの案内や健康食品やOTCなどの販促の効果も期待できます。
僕自身もそうですが、やはり人(動物)って「動いているもの」に目がいくと思うんです。さらにポスターと比べて視認性も良くなると考えると、
①目線がそっちに向く→②中身を見てもらう
という流れにおいて、ポスターより優位だなと思いました。
導入コストですが、僕は特にプロに依頼しなかったため
だけで済みました。個人的にはかなり投資対効果は高いなと感じています。ちなみにモニターに映す動画も自作のため、案内の追加や削除が秒でできるのも良い点ですね!
動画自体はCanvaで作成しました。
チラシやポスターも全部Canvaで作っていますが、本当に使いやすくて重宝しています。まだ使っていない方がいたらぜひ!
LINE公式アカウントの導入
湘南たんぽぽ薬局でも、公式LINEを導入しました。
多くの薬局店舗でもLINEは導入していると思いますので、
「まだLINE導入してないよ!」という方はぜひ読んでみてください!
まず大前提として、患者さんとの接点はこれからもLINEを通じて行っていこうと思っています。その中で機能や活用方法も進化させていこうと思っていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
◆LINEをメインツールにした理由
すごくシンプルで、高齢者含め圧倒的に利用者数が多いからです。
高齢者起点で考えた時に、デジタルを使うハードルって大きく分けると3段階かあると思っています。(もちろん細かく分けるともっとありますが…)
①のスマホを持っているか?に関しては、持っているか持っていないかで、こちらの影響力の範囲外なので置いておきます。
②のアプリインストールしているか?に関してですが、もちろん「すでにしている」に越したことはありません。新しいアプリをインストールするのって、想像以上に億劫なんです。
それは、
アプリを探す→インストール時間を待つ→容量を使う
という複数の障壁があるからです。
それを考えると、LINEは多くの場合インストールされているため、問題なく使うことができます。
③に関しては、本当に工夫の余地があるところかなと思います。
今後ここについてのTipsはたくさん紹介していきたいと思っておりますので、noteやXのフォローをしていただけると嬉しいです!
◆今後LINEを活用してやっていきたいこと
一番は「患者さんと繋がり続けること」そしてその先の「顧客データを活用した総合的な健康支援」です。
今後の薬局DXで大事だと思っていることは、顧客視点で良いデータ活用です。
よく「個人情報やデータの取得が悪いこと」みたいなことを言う方もいらっしゃいますが、それは顧客視点ではなく企業視点でのことばかり考えているからだと思います。
顧客視点で、より良い医療体験のためのデータ活用をしてきたいですね!
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございました。
毎日の細かい気付きなんかはXにてポストしておりますので、よかったらフォロー&絡んでやってください!ではまた!
◾️OX3代表 真田のX
https://twitter.com/OX3sanada
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