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出ないと要らないのか

力士が取組中に股割りをやったら負けです。でも稽古では股割りをやります。詰め将棋のほとんどは実際の局面には現れません。しかし終盤力に定評のある棋士は以前から詰め将棋を解いていたと言います。

さて、受験英語のお話です。和訳問題が出ないから訳す練習はしない、文法問題が出ないから文法は勉強しない。こういう受験生がよくいます。しかしながら、そういう受験生でも英単語は覚えていたりします。語彙問題が出ない大学でも単語を覚えているわけです。これは英語を読むには単語を知らなければならないことを、多くの受験生が認識できるからでしょう。一方、英語を読むために文法知識が必要だということは、それほど認識されていません。そして読解を支える文法知識を身につける学習法の一つとして英文和訳が有効であるということも、それほど認識されていません。そうなると、読解参考書をさっと読み流す学習だけを続けていくことになります。

英語や国語、そしてもしかしたら数学もそうかもしれませんが、これらの教科は設問に正解して得点を上げるために必要な学習がどのようなものかが見えにくくなっています。この見えにくさを抱えながらだらだらと、何となく勉強して「ああ読めるようにならないな、調子のいいときは読めるんだけど、そうでないときは・・・」という状況を何か月も引きずったりすることがあるわけです。

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