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「浪人」の是非について

今回は、大学受験における「浪人」の是非についてのお話です。結論から言うと、自分が浪人を希望して事情が許すのであれば浪人するのも一つの選択肢だということです。自分の人生は自分が納得できるように生きるのが一番です。

とは言え、浪人には時間とお金がかかります。学費を負担してくれる保護者の方などとの合意を取り付ける必要があります。そして、志望校の合格可能性を上げていくだけの学びを浪人の期間に着実に積み重ねていく必要があります。

費用面に関しては、私立大学に通うよりも1年浪人して国公立大学に入れれば最終的な負担額が軽減できる場合もあるので、特に医学部の受験などではこうした判断が下されることがよくあるようです。

自分にとって何が大切なのかも考えておくべきところです。大学で学びたいことがあって、それをできるだけ早く学び始めたいのであれば第一志望校にこだわる必要はありません。一方で、学歴にこだわりたい、特に学士か修士以上かという縦の学歴よりもどこの大学を出たかという横の学歴にこだわりたい場合には、浪人すべきかもしれません。人生において幸せとは自己満足によってもたらされるものですから、これを否定される筋合いはありません。

2024年入試を控えた受験生へ

現時点で志望校の合格可能性がある程度ある場合は、直前対策をしっかり行って本番に臨むべきです。これに対して合格可能性が低く、不合格となる可能性が圧倒的に高い場合は、直前対策に費やす時間を基礎固めに全振りして2025年入試につなげていくのも1つの方法です

受験生の「覚悟」というのは、こういう局面できっちりと判断を下してその判断に忠実に行動できることです。

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