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書かない受験英語の要因

以前にfacebookページで文法問題集と単語帳を中心とした英語の学習が非効率であることを繰り返しお話ししていました。実際には「とりあえず」ということで、ここから始めて、このまま終わる人が後を絶ちません。

この背景にあると考えられるのが、英語が書けないのではないかということです。いや、アルファベットくらい書けるだろ?という反論もあるでしょう。問題は書けるかどうか、ではなく読める字を素早くたくさん書けるかどうかにあります。

筆記体かブロック体か、という問題があります。この筆記体というのは、実用性よりは、カリグラフィー的な美しさを踏まえたものです。日本語で言えば、義務教育6年間の書写教育の最後に教わる「草書」のようなものです。ブロック体にしても大小52字をしなやかに書き分けられる人は意外に少ないものです。これには筆順というか、ストロークの問題もあります。英語圏にはもっとちがった実用的な書体もあるのですが、日本で教わる機会はこれまでは皆無だったと言ってよいでしょう。

実は、書体よりももっと簡単に改善できるものがあります。それは筆記具です。日本では細い芯のシャープペンシルが異常なほど普及しています。しかし、これが合わない人もいます。会わない人は筆記の際に芯をポキポキ折りながら書きます。これではストレスです。英語の例文を書いて覚えるときでも、英語そのものに意識が集中できず、「折れないかな?」と気にしながら練習することになります。

筆記具が学習を妨げるようなことがあってはなりません。試しに太い芯のシャープペンシルか、鉛筆を使ってみましょう。いくつか試してみて、書きやすいメーカー・ブランドのものを選びましょう。参考書1冊分くらいの予算で、学習環境が一気に改善する可能性があります。ぜひ試してみることをおすすめします。

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