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解けるようになること

昨日の記事と関連したお話です。

設問が解けるようになるには何をどのように学べばよいのか。模試や入試を受けた時に、解けなかった問題と同じスキルが求められる問題にどのようなものがあって、それにどう対処していくのか。このあたりを踏めた学習が必要です。漠然と、漫然と問題をひたすら解いていればそのうちに何とかなるということではないのです。そしてこれは広い意味での解法研究ではありますが、皮相的なテクニックではなく、どのような知識を学んでその知識をどのように使っていくのかという課題に向き合っていくわけですから、文法や語彙を地道に学んでいくことが必要です。

そして、こうした学習は独断で進めて行くにはリスクがあります。講義形式の授業に参加することでその方向性を確認することができます。具体的な学習の手順は授業の前後に講義ご担当の先生に相談する必要があります。相談には時間がかかることもあるので、先生が時間的に余裕のある時に相談に伺うようにしましょう。一方、個別指導であれば常に対話によって学習を進めていくことができますから、この点はかなり有利です。

もっとも、解答の手順や解答できるようになるための学習の手順よりも、読み書きという基本技術に重点を置いて指導される先生もいらっしゃいます。持田もこの方針で授業することがあります。読み書きがある程度できることが解答の前提となることが多いわけですから、この方針も当然です。自分にとって当面必要な学びは何か、というところから良く考えて戦略を立てていくことが必要な受験生も多いでしょう。

今回お話ししたことは、入試直前期にも、次年度以降の入試に照準を定めている場合にも当てはまります。敵は他の受験生ではありません。冷静さを失って闇雲に焦っている自分です。まずは誰かに相談して学習の方向性を決めていきましょう。

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