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予習の意義

大学受験の塾や予備校の話。集団授業にせよ、個別指導にせよ、予習には一定の効果があります。集団授業は個に応じた授業ではないので、予習によって自分が授業で学ぶポイントをあらかじめ把握しておくことが大切です。個別指導では個に応じた指導が当然行われるのですが、授業中の演習に比べて授業の「密度」を高めることができます。個別指導は集団授業と比べて割高ですから、予習によって限られた授業時間のなかで学習効果を高めるために予習が有効になるわけです。

個別指導であれば、授業の難易度を予習ができるレベルに調整したり、授業時間を増やして授業内で演習するなど、予習がうまくいかない場合の解決策がいろいろあります。集団授業の場合はこれができないので、授業の受け方に工夫が必要になります。とりあえずは復習重視の方針で受講を続け、授業外で、自分と授業のレベル差を埋めていく学習を行うことが必要になります。もちろん受講している講座の変更が容易にできる場合はそれも検討すべきです。

また、予習のやり方がわからない、という人もいるようです。英語の場合は多くの場合、辞書や参考書で調べまくってもよくわからない、解けないところを明らかにしておくようにしましょう。英文法や精読の授業であれば、全文をノートに書き出して分析していくと、問題点がより明確になります。

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