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構文主義ベーシック

ずはこの1冊

『英文解釈教室』入門編です。「高1レベルから・・・」という触れ込みですが、実際には高校進学が決まって、いきなりこれだけというのは難しいかもしれません。拙著『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』の読者の方であれば、普通に取り組めると思います。

取り組む際の注意点としては、下線部訳だけではなく、文章全体を和訳するほうが効果的だということです。構文とは文法知識を英文理解に生かしていくことであり、文理解は文章理解の礎でもあります。このため、断片的な文理解で満足せずに、文章を読むのだという意識を持って取り組むべきです。

次の1冊

こちらは『英文解釈教室』の基礎編です。旧センター試験くらいのレベルを想定した精読練習教材です。ここでも全文和訳をしながら1つ1つの文章を読み込んでいくことをお勧めします。

ところで次は?

こう書いていくと、『英文解釈教室』の正編(いわゆる無印)に行くべきでは?とお思いの方もいるかもしれませんが、とりあえず、ここまででもよいのではないか、というのが私の考えです。

「700選」派の人へ

持田としては非推奨ですが、個人的にこの本がお好きな方、あるいは学校の先生がお好きで小テスト漬けになっている方がいるかもしれません。そうした方はまず、上記の『解釈教室』の入門基礎編に取り組むべきです。その上で、『英語構文詳解』に進むとよいでしょう。

これも古い本で、現在の基準でみれば必ずしも名著とは言えないかもしれませんが、「700選派」には必要な学習です。その上で、『700選』を「和訳練習帳」として活用してみてください。書けるかどうかよりもまず、読めるかどうかでの活用をお勧めします。

まあ、もう少し現代的な英語に触れたほうがいいかな、とは、個人的には思います。その意味で、代案として用意したのが↓です。


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