真夜中に騒音は勘弁して〜！
私たちは東京で外国人向けのゲストハウスをやっていますが、トラブルや困ったゲストというのはそんなに多くないです。1年に1、2組っていう感じです。で、直近のゲストが勘弁して〜、でした。
イギリスから来た30代前半男性3人組。関西の方、熊野古道などをまわって東京に移動してきてました。平日の夜中2時半ぐらい、部屋の玄関ドアを開けっぱなしにして、中から音楽をガンガン流して、玄関先の塀に腰掛けてお酒飲んでる。外で騒いでるわけじゃないけど、部屋の中から流している音楽は騒音レベル。
なにやってんだーーーー！！！
真夜中に、
近隣住民もみんな眠ってるよ💢
すぐに行ってみると
酔っ払って玄関先に寝っ転がって酒飲んでる。。。
静かにしてください！！！
こんなことしてたら警察がすぐ来るよ
部屋に入って！！！
もう寝て！
と直接厳重注意。
ごめんなさい、ごめんなさい、、、
って何度も言ってんだけど、もうその声もうるさいよ！って。
注意したら部屋に入ってほどなくしーんとなってました。
わたしはといえば、目がぎんぎんに冴えてしまいまったく眠れず朝の5時くらいまで。
翌朝。
彼らチェックアウトの日だったので、夫を連れ出しました。
わたしたちの顔をみるやいなや、
すみません、ごめんなさい、、
って言ってる。ほんとだよ、まったく！と思いました。
So sorry
本当にもうどうかしてた、
許してください、ほんとうにごめんなさい
ってめちゃめちゃ謝ってる。
反省している態度だったので、ほかでもやったらトラブルになるからきをつけてね、と言いました。
これすごい美味しかったお酒、と言って、一生瓶持ってました。お酒が好きなんでしょうね。美味しいから大事にお土産で持って帰るんだ、と。
彼らはごめんなさいごめんなさいって言って、次の目的地に移動していきました。問題行動はあったものの、憎めないひとたちでした。なので、
またねー
って見送ったあとはもう嫌な感情もなく忘れていたくらいでした。
ところが、
翌日そのゲストからメッセージが来ました。
親愛なるジュリー
元気ですか。騒ぎすぎたことを再度お詫びしてくて書きました。お詫びにあなたにちょっとした贈り物を持っていきたいです。あなたの理解と親切に感謝の気持ちを伝えたいです。明日の午後、私が持っていくのでいますか？
えー？！とびっくりしました。彼は東京の後仙台へ移動していったのです。また東京に戻ってくる予定で、そのときに再び会いに来てお詫びの贈り物を渡したい、ってことのようです。
正直、嬉しかったです。
真夜中にうるさくしていたときは、一体なに？？？って頭にきたし、怒りの熱量MAXで注意して部屋に入らせた。でも朝会ったときも謝っていたし、羽目外しちゃったんだよね、まったくしょうもないヤツら、、、と思って出発を見送った。
憎めないかんじになってて、予定があいていたら再会するところだったのですが、残念ながら用事がありました。
あなたの気持ちは受けておりました。その気持ちがうれしいです。
また将来日本にくることがあったら再会しましょう。
と返信しました。
こういう体験が刺激的でやめられない。ゲストハウスやってる面白さ、なんだと思っています。こういうやんちゃなゲストも来て、困ることもゼロじゃないのですが、全体的にはゲストハウスをはじめて、やり続けてきて、よかった。
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