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思ってた散財と違う

 先日、誕生日だったんです。パッと贅沢に散在するにはいい言い訳です。ちょうど休日だったこともあり、買い物などの用事ついでにおいしいものを食べるなり冬物の服でも買うなりしてしまおうかと思いました。

 とりあえず、まずは図書館に本を返しまして、それから保湿クリームや掃除用洗剤を買うために薬局へ。ついでに何かお菓子でも大量に買って家で食べまくってやろうかとも思いましたが、良さげなお菓子がなかったので、もともと買うつもりだった保湿クリームと洗剤を誕生日クーポンでお得に買って店を出ました。

 他に散在する場所がないか適当にうろついていますと、古本市がやっているのを発見いたしました。何かないかなあと思って気になった古本を手に取りますと、お値段2万円という私の散在心を消し飛ばすような額になっておりました。

 いやもちろん、2万くらいケチケチすんなよという話ですけれども、何となく手に取った古本を「よっしゃ買ったろ」となるには額がデカすぎなんです。もっと安くて欲しくなるような内容の古本だったら買おうかと思ったんですが、そういうちょうどいい古本が見つからなかったため、何も買わずに古本市を後にしました。

 じゃあいつものスーパーで何か買いまくってやろうと思ったんですが、昼食に何を買おうか夢中になっていたら散財心がどこかに行ってしまい、ロクに散財しない普通の買い物だけしてスーパーから出てきてしまいました。

 せっかくの誕生日だというのに、ロクな散財もしないまま家に帰ってしまいました。このままではあれなんで、いろんな電気製品をフル稼働して光熱費バリバリで散財しようかとも一瞬思いましたが、なんかそういうんじゃないんですよね。秋も深まった頃に室内を真夏日にする。思っていた豪遊と違い過ぎて、散財してる感じがしないんです。そんな散財をしたところで手に入るのは汗疹ばかりですし。

 だからと言って他にいい散財の仕方が思い浮かばないので、結局はいつも通りの日常を過ごして終わりました。こうなったら、何かデカい買い物をする日が来たら、それが誕生日にするつもりだった散財だと思うことにします。

 本当に年を取ったのかと疑問になるくらい、よく分からないことを書いてますよね。すいません、今年も闇雲に年を重ねてしまいました。

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