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UALオリエン日記 ②リサーチ!が全て。

前回はセントマのオリエンテーションを考えている人に向けて、オリエンの説明をさせていただきました。今回からは具体的にオリエンで何をするのかについて紹介していきます。

オリエンでは制作が主な作業になります。その制作の肝となるのが、Research。リサーチは全ての制作において一番重要と言っても過言ではないです。

リサーチは何の為?

リサーチは作品のインスピレーションを得るために行います。ロンドンには美術館やギャラリーが死ぬほどあるので、貴重な美術品を自分の目で見てインスピレーションを得ることができます。はっきり言って、ロンドンでアート留学することのメリットのほとんどがここにあります。

大英博物館、大英図書館、テートモダン、テートブリテン、デザインミュージアム、ナショナルギャラリー、フォトミュージアム、ウォレスコレクション、ウェルカムコレクション、V&Aミュージアム、サーペンタインギャラリー、ホワイトキューブ、UALの展示、UCLの展示、近所のアーティストのハウス巡り、キューガーデン。

私が7週間の間に訪れた美術館やアートの展示です。これ以外にもロンドンではストリートアートや演劇も盛んで日常的にアートが溢れているのが普通で、建築も古いもの、新しいものどちらをとっても貴重なものばかりです。

もちろん日本にも美術館はあります。でも、ロンドンではアートに対する考え方が違って、小学生が美術館にいても当たり前なくらい日常に浸透しています。そういった価値観の違いは自分にとってもっと自由にアートを捉えていいんだ!という気づきになりました。日本のアートは敷居が高いし特別視されすぎていると思います。いろんなものに対して「interesting」と言って受け入れるロンドンの環境は、芸術に向き合うにはとてもいいと思います。

リサーチをすることで新しいインスピレーションを得て新しいものを生み出すことができます。自分の目で本物を見て感動することはとても価値のあることです。しかし、留学しなくてもGoogleでアーティストを調べたりすることも有効です。(授業でも必ずテーマごとにアーティストの一覧が配られ、スマホ片手にスケッチしていました。)

日本にもたくさん美術館や展示はありますし、そういった場所に足を運んで感性を磨き続けることは大事です。オリエンに行かずにポートフォリオを作ろうとしている場合でも、ぜひ参考にして見てください。