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UAL オリエン日記 ①オリエンって?

私は2019年の6月から7週間、UAL(ロンドン芸術大学)のセントマ(セントラルセントマーチン)に留学していました。私が留学を決意した時に思ったことは、情報が少なすぎる!ということです。そこで、UALに留学して私が感じたことや考えたことを書いてみることにしました。少しでも留学を考えている人の助けになればいいなと思います^^

①UALのセントマのオリエンって?

オリエンテーションはファウンデーションコース(学部に入る前の準備課程)の入学に必要なポートフォリオを作る為のコースです。

日本人が芸術大学に留学をする上でハードルとなるのが語学力とポートフォリオになります。全く芸術関係の学習経験がない場合は学部課程に入る前にファウンデーションという準備課程を経なければ入れないことが多いです。(これは絶対ではないのでとりあえず出してみる、という選択肢もありますyo)

実は、ファウンデーションも誰でも入学できるという訳ではなく、ある一定の基準を超えないと行くことはできない、もしくはこのオリエンに参加することが求められるようです。実際、私が参加した回ではファウンデの審査で「オリエンに参加してからファウンデに行けるか判断する」と言われていた人が4人いました。(結局4人とも受かってました。)

UAL、特にセントマは実力勝負の世界です。ここでいう実力とは日本の美大入学で求められるデッサン力や技術力ではなく、感性や芸術に対する姿勢がみられています。こう言ってしまえば身もふたもないですが、セントマは芸術家を育てる場所ではなく、天才が羽化する場所だと思います。だからこそ皆が天才になろうともがいています。自分で考えて、行動して、全力でぶつかっている人に対してはどこまでもサポートしてくれる学校だと感じました。「教えてもらおう」より「私の感性を魅せる!」くらいの性の方がセントマにはあってるかもしれないです。もちろん他のキャンパスは違う雰囲気だったりすると思いますが、その雰囲気を感じるためにオリエンに参加するのも十分価値があると思います。

オリエンでは最終的にキングスクロスの教授が実際にやってきて作品をみてくれます。私の回は皆すごく優秀でそれぞれの個性が光っていました。でも自分の行きたい所に行くことができる訳ではないです。例えばファッションフォリオに行きたいのであれば作品でファッションの適性があることを示さなければいけません。

オリエンに行く価値はある?

結論として私は行ってよかったです。たとえアートの経験がなくても、英語力に自信がなくても一歩踏み出さなければ何も変わりません。そしてロンドンでアートを学ぶことは本当に本当に大きな意味があります。ぜひ、その目で、体で、感じてもらいたいです。では、ロンドンで留学することの何がそんなに素晴らしいのか?オリエンでは具体的に何をしたのか?これから一つ一つ紐解いて行きたいと思います。毎日が一週間くらい充実していたのでながーくなりそうですが、興味がある方はお付き合いいただけたら嬉しいです^^