紅茶と中国紅茶 お茶のこと/その2
前回職場ではトルコ紅茶をティーパックに入れて飲んでいると書いた。紅茶はこの『トルコ紅茶』に出会ったからこそ、ティーパックを用意したもので、それ以前は中国茶がメインだった。
中国茶は、現地の生活の中ではではコップで飲まれている。耐熱ガラスにそのまま茶葉を入れて湯を注ぎ、上澄みを飲むという飲み方である。(他には磁器製の茶こしが内蔵できるタイプの茶器もある)。
中国茶葉は大きいので、縮れた状態から水分を含むとほぼ元のサイズ(5mm程度から4-5cmまで10倍程度)まで戻るため、ふやけきると自重で沈むのだ。この性質から、コップにお湯で繰り返しといった飲み方が成立する。
紅茶のように一度淹れたら終わりだったり、ポットとカップといったような道具の手間は、ここには無い。
茶壷(急須)で淹れる工夫茶という茶道のような作法の文化もあるが
朝に一回目の湯を入れてから、何度も湯を入れて飲む。中国には冷たい飲み物を避ける文化があるため、常にどこかに湯があり、それと茶を合わせて飲む。このため、中国茶は一回の茶葉で5煎~7煎くらいまで繰り返せる味わいの物である。
職場では、茶葉は自重で沈殿することと、複数回そのままで湯を足せば飲めるという利点から、主に中国茶を持参し飲んでいた。
朝一にダブルウォールマグ450mlに目分量で入れた茶葉とウォーターサーバー湯を入れ、飲めるくらいまで冷まして一煎目。二煎目は湯を8水を2くらいでぬるめにして昼まで。午後から三煎目もややぬるめで、四煎目ともなると夕方なので飲み切るかどうか。このあたりで、1.2リットルの水分補給となるので、重宝する。終盤あたりでもまだ味も残っているので、白湯とまではいかないから続けられる。
茶葉がそのままカップの底にあるので片付けがやや大変な点を除けば、デスクワークにおいては給湯だけで一日の水分補給が美味しくできるのはとてもありがたい。
今はトルコ紅茶にハマっているけれども、時々中国茶を挟むのも良いだろうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?