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チャイ・デビュー お茶のこと/その1

昔からお茶について興味があり、これまでいろいろと手を出したりしいてききた。おかげで自宅のストックは数年前の茶葉から最近の頂き物まで地層化してしまった。日陰保存してあるので、風味は弱まったとしても飲めなくなるものではないだろうと思っている。

さて、新しいテーマ「お茶のこと」シリーズ第一話目としては、これまでのお茶履歴より先に、最新導入のお茶の話をしていきたいと思う。
タイトルのとおり「チャイ」についての第一印象について語る。

今回購入したのは、Caykur社製「Cay Cicegi」500g だ。ハラール食材店に並んでいたトルコ紅茶のなかから店員さんに聞いたところ、「自分は詳しくないが、これなら近所のトルコ料理店で使っている」とのコメントから選定しました。たっぷり500g。少量のパッケージはないかと尋ねたところ、「トルコでは紅茶をたくさん飲むので」と。なるうほど。

紅茶といえばイギリス風のティーカップでいただくスタイルがイメージされるが、トルコではWikiにあるような口の開いたグラスで頂く。耐熱ガラスなので中の紅茶は淹れたて温度。グラスの縁をつまんで熱々をいただく文化であり、熱い紅茶こそ美味しいという価値観だそう。
トルコはイスラム文化圏なのでお酒を交える文化ではないため、客人の歓迎も知人友人家族の交流の場でも、そして個人のくつろぎタイムにも、その傍らにはチャイがある。
淹れ方にも特徴がある。茶葉を煮出して濃い紅茶を作り、同時に沸かしているお湯で好みの濃さに割って飲むという。2段重なったポット(チャイダンルック)が印象的だ。下段がお湯、上段がお茶。金属製が多いのは、常に暖炉やオーブンの上に置かれて温めつづけ、いつでも飲める状態を維持するためだ。現代では保温機能付きのものもあり、日本でいう電気ポット+急須といった位置付けだろうか。

専用のグラスがあるのも特徴の一つ。チューリップ型の耐熱グラスで、容量は100mlほど。5勺の日本酒グラスと同じくらいなので、そう例えると日本人でも扱いやすく感じるが、中に入るのはお湯割りのお茶なので熱々。その点は違和感だろう。
小さなグラスである理由は冷める前に飲み切るためだということ。熱い状態が香りも味もよく、したがって最良の状態を継続するためにポットも常時保温となるよう作られたのだろう。

このお茶は職場で楽しんでいる。蓋つきチタンダブルウォールのマグにお茶パックに茶葉を入れて。本来なら煮出すお茶だが、職場ではそうもいかないので、いわゆる普通の紅茶として扱っている。
味については、自分は紅茶についてコメントできるほど飲み分けてはいないが、普段飲みとしてはとても良い印象だった。渋みが少なく、紅茶の味は感じられつつそこまで舌に残らない。本場の熱さでは仕事中に飲むことができないので、だいぶ冷めてしまっても十分に美味しく頂けている。ともすれば二煎目も飲むこともあるが、味は薄く美味しさを感じることはできない。けれどパックの作り直しができない場合はやむなく紅茶風のお湯として水分補給している。
確かに、冷めきってしまうと渋みを強く感じてしまうので、美味しくはない。

いまのところ茶葉だけで楽しんでいるが、いずれはグラスも購入を予定している。さらには茶菓子も用意してみたい。動画ではジャムと一緒に楽しんでいたので真似てみたい。
そして料理にも興味があるので、レシピ本を探して良さそうなものがあれば購入するつもりだ。

トルコに興味をもったのは去年くらいからだったか。Youtubeでアウトドア料理の動画を見てからだった。思い起こせば、水煙草(シーシャ)やメシャムパイプもトルコが有名だ。世界三大料理の一角もトルコが担っている。アウトドア料理に限らず、ケバブに代表される肉料理がけっこう身近にあるのでそちらも興味あり。ハーブを多用するのも魅力的だし、野菜料理が多いことも自分で試してみたい理由の一つだ。
これからもトルコについていろいろ試していきたいと思うが、今回は『トルコ紅茶』についての記事なので、次がある場合は『トルコ』について触れてみたい。




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