福井ユナイテッドは、追い風に乗れるのか！？〜9.98スタジアムと新幹線と越前そばと〜

新幹線で米原駅まで向かい、特急しらさぎに乗り換える。長い長い北陸トンネルで携帯電話が圏外になり、仕方なくしばし目を閉じる。居眠りをしているうちにトンネルは抜けていて、福井駅まではもうすぐだ。

私はキャプテンさかまき。JFLをはじめ、地域リーグの試合にも足繁く通うサッカー好きだ。最も情熱を注いでいるのは地元チームの東京武蔵野ユナイテッドFCだが、福井ユナイテッドも陰ながら応援をしている。

なぜ福井ユナイテッドを応援しているかといえば、私の妻の出身が福井県だからだ。30年近く東京で暮らす私だが、毎年のように福井へと帰省するうち少しずつ愛着を感じるようになった。初めは「福井がJFLに昇格してくれれば帰省と一緒に遠征できるんだけどなあ」と思っているくらいであったが、今では家族でファンクラブにも入会し、ユニフォームも購入した。福井の今年のユニフォームは、MADE IN FUKUIの特別製なのだ。

「6月に、帰省をしましょう」

この旅の目的は、妻の実家への帰省だ。間違いない。神に誓ってこれが目的だ。実はさかまき家にはこの秋、家族が増える予定なのだ。お盆の帰省ができるかわからないので、少し早めの帰省を計画した。

しかし、出かけるならばサッカーの試合に絡めたいのがサッカー好きというもの。ユニフォームを買ったからには、やはり試合観戦へと出かけたい。そう思って日程表を確認し、きっちりと福井ユナイテッドのホームゲームが開催される日を選んで帰省へと向かったのだ。

今回はそんなサッカー遠征、もとい福井への帰省の様子をお届けしよう。

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有料部では、新幹線延伸を前にした福井の街の話や試合の様子を中心にお届けします。

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