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淡路島のサッカーの記憶はベッカム様だけですか?

淡路島のサッカーの記憶は、2002年日韓ワールドカップの際にイングランド代表が島内でキャンプをした時点で止まっています。

兵庫県淡路島を本拠地とするFC.AWJというサッカークラブがあります。この一文は、このクラブが実施しているクラブトークン販売サイトで、チーム紹介の中にありました。

この一文を世間一般の視点から読むのか、またはサッカーに関わっている者からの視点で読むのか悩みました。どちらの視点からでも「イングランド代表」「ベッカム様」というキーワードが出てきます。

このイングランド代表の記憶は確かに淡路島のサッカーを語るうえで欠かせない特別な記憶です。

しかし、高校卒業後の1997年から22年間神戸市社会人サッカーをしてきた僕からすれば、2002年日韓ワールドカップの時点で記憶は止まっているとは考えられません。

淡路島のサッカーの記憶を思い返していると、頭に浮かんだのは淡路島名物の穴子丼。久しく食べていないことに気がつきました。

関西社会人サッカーリーグの日程を調べると、兵庫県下のチーム同士であるチェント・クオーレ・ハリマ対FC.AWJの試合がありました。

穴子丼を食べながらサッカー観戦しよう!そう思い立ち、ドライブがてら淡路島へ行ってきました。

「あさじ」の炭焼き穴子丼。
さらっとしたタレをかけて食べます。

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著者:豊田剛資(とよだたけし)兵庫県神戸市出身。
社会人サッカープレーヤーの経験を活かし、サッカーボールの周辺にある魅力あふれる物語を寄稿しています。

2002年日韓W杯・ベッカム様の記憶

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