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【第86回】B・B・キング/ザ・ジャングル

悲しいことに、最近老化現象がどんどん進行してしまっている。特に視力の衰え、つまり老眼の進行が甚だしい。見えにくくなったし、文字の判別ミスがホントに増えてしまった。せっかくなので、記念に代表作をいくつか記したいと思う。
○老眼による読み間違い代表作
 ・特化した機能→老化した機能
 ・家庭内感染→家康内感染
 ・エッセイ集→エッチイ集
 ・みなみらんぼう→みんならんぼう
 ・ザ・ジャングル→ゴーヤ・チャンプル
最後の読み間違えはかなり盛ってしまいましたが、そんなわけで今回はたまに聴きたくなるなる「B・B・キング」について書いていきたいと思う。B・Bさんにはそれ程ハマっているわけでは無いのだけれども、なんか聴きたくなっちゃう不思議。聴いてみたLPは「ザ・ジャングル」。これでB・BさんのLPは4枚目になる。これぞ「キング・オブ・ザ・ブルース」たる所以か。
さて、B・Bさんの名盤といえばライブ盤である「ライブ・アット・ザ・リーガル」の名前がまずあがるけれど、スタジオ盤でいえばこの「ザ・ジャングル」が最高傑作なんて言われているようだ。録音は1960年前後、前回聴いたスタジオ盤の「シンギン・ザ・ブルース」は1951〜56年の録音になるので、それから4年程経ってからの作品だ。ちなみに「ライブ・アット・ザ・リーガル」が1964年のライブなので、この辺がB・Bさんのノリノリの時期だったのかなと想像している。
内容としては演奏にとても重みを感じるズッシリとしたブルースで、B・Bさんの自信を伺わせる。「シンギン・ザ・ブルース」と聴き比べてみてもその重厚感が際立っている。どちらが良いかは好みによるのだろうけれど、個人的には「ザ・ジャングル」のほうがお好みだ。ただ「シンギン・ザ・ブルース」はB・Bさんの代表曲がたくさん収録されているんだよなぁ。そういった意味では入門編というと「シンギン・ザ・ブルース」のほうが相応しいのかも。
それからこの「ザ・ジャングル」に収録されている曲は、後からホーン・セクションが付け足されているらしい。これ結構有名な話みたい。私は素人同然なので言われなければ気がつかなかったであろうが、知って聴くと確かに、A面1曲目の「ザ・ジャングル」については、ホーンの演奏が若干ズレてる感じがした。なんかムリにあわせようとして走っている感じ。それについてはちょっと残念、良い曲なのにね。ほかの曲についてはよく分からなかった。そんなに違和感は感じなかったけれども。そんなわけで、若干残念な部分はあれど、今まで聴いたB・Bさんの中では1番好きなLPになるかな。
最後にジャケットについて。これも有名な話なんだけれど、ギターを抱えてハンモックに寝ている人はB・Bさんではないらしい。危うく「B・Bさんがハンモックで寝ているLPである」と知ったかしちゃうとこだった。まったく紛らわしいことはやめて欲しいぜ。
知ったかといえば最近知ったかするおじさんを炙りだそうとする、罠のような言葉が増えている気がする。「インフルエンサー(インフルエンザ・ウィルスをばら撒く人)」とか「SDGs(SDガンダム達)」とか「IoT(顔文字すか?)」とかさ。もちろん私はそんな罠には引っ掛からないけれども。

B・ブルース
後から、ホーンを
ドッキング

季語はブルース。

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