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(公開シナリオ)「ポーズ」第2稿

こちらが実際の撮影に使用した台本になります。多少、実際の演技に合わせて微修正したところもあります。

作:ササキタツオ+花緒

【企画概要】
甘酸っぱい学園ドラマ風設定にズーム演劇的ギミックを効かした作品を制作したい。

【人 物】
祐樹(17)
有沙(17)
および、父親の声、母親の声

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<参考動画>


ーーー本編ーーー
○それぞれの自室
   祐樹、有沙共に自室。
   制服で今まさに部屋に帰ってきたばかりといった風情。
祐樹「あ、通じた。もしもーし」
有沙「こんばん、わ」
   有沙、固まってみせる。
祐樹「あれ?電波、悪い?」
   有沙、動き出す。
有沙「うそ!」
祐樹「んだよ!」
有沙「今日から高校、再開したね」
祐樹「こっちもだよ」
有沙「もっと休んでたいような、休んでたくないような」
祐樹「俺は学校行ってた方が楽。授業はめんどいけど、家にずっといるよりはいいよ」
有沙「そ、お?」
   有沙、変顔で固まってみせる。
祐樹「おーい、おーい」
有沙「ウケる!超面白い!」
祐樹「なんだよ、これ」
有沙「今度、会ったら回線不良ごっこしようよ。止まったり、動いたり」
祐樹「会話成り立たなくね?」
有沙「パントマイムみたいにさ、やってみなよ。面白いから」
祐樹「なにそれ。そんなのやるわ、け」
   祐樹、変顔でフリーズ。
有沙「つまんない。テイク2」
祐樹「つまんないってなんだよ。せっかく乗ってやったの、に」
  祐樹、変顔でフリーズ。
有沙「いまいち。テイク3」
祐樹「いまいちって何。もういいだろ、これ。こんな遊びより、俺、普通に話してたいわ」
  祐樹の部屋から母親の声。
母親の声「ちょっと祐樹、またエッチな雑誌、ベッドの下に隠してたでしょ。何やってんのよあんた」
   祐樹、完全にフリーズ。
有沙「何それ?エッチな雑誌なんか読んでるの?サイテー」
  祐樹、フリーズのまま。
有沙「もういいって。止まらなくていいから、なんかいいなよ。え〜ちょっとゲンメツ」
  有沙の部屋から父親の声。
父親の声「おーい有沙、パパと一緒にお風呂入ろ〜。どうした、有沙、最近パパとあんまりお風呂一緒に入ってくれないじゃないか。去年までは毎日入ってたのに」
  有沙、完全にフリーズ。
  有沙と祐樹はフリーズのまま。
                (了)

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ちなみに、初稿は男女二人で成立します。ただし、オチが弱めです。

参考までに ⇒


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