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35ミリフィルム - 定番フィルム30種類作例

こんにちは、Hironです。

以前にYoutubeで「35ミリフィルムの選び方」と題して、FUJIFILM, Kodak, Lomography, CineStillの定番フィルム30種類の作例を一挙公開する動画をアップしました。

今回は、そのテキスト版になります。YouTube版より作例は少ないですが、フォトブック的にさらっと見られると思います。

FUJIFILMのカラーネガフィルムまでは無料です。フィルム選びの参考になりましたら幸いです。

※35ミリフィルムとしていますが、120フィルムも含んでいます。写真はカメラ・レンズ・現像店によっても変ってきますので、私のコメントも含め、あくまで一例としてお楽しみください。

Youtube版はこちら

フィルムカメラ初心者向けには「フィルム5選」という動画も出しています。

【01】カラーネガフィルム

今回紹介する30本中約7割の21本がこのカラーネガフィルムで、今の主流になっています。FUJIFILM, Kodak, Lomography, CineStillの4メーカーの作例を紹介します。

FUJIFILM

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FUJICOLOR100(Canon P + Serenar 50mm F1.9)
FUJICOLOR100は、最初に使うことになることも多と思います。ISO100ということで、日中に使いやすいフィルムです。派手さはなくて、自然で落ち着いた色合いじゃないかと思います。今回紹介するようにたくさんフィルムを試していましたが、やはり原点という感じがします。新しいカメラやレンズを買って試すときには、このFUJICOLOR100ということが多いです。

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C200(Ricoh GR1v)
C200はおそらく海外向けの商品だと思いますが、フィルムの種類が減ったり価格が上がったここ数年で店舗でも見るようになりました。比較的安くて買いやすいフィルムです。パッケージの通りで、茶色系というか、えんじ色が強く出ます。これもどちらかと言えば、FUJICOLOR100のように地味めな色合いですが、出る色はぜんぜん違いますね。

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Venus800(OLYMPUS mju)
Veneus800は2019年末で生産終了なのですが、まだ流通在庫が手に入ると思います。一般的にISO感度が高いほど、値段もあがるのですが、これは比較的安めです。ISO800ということで室内とか夕方以降向けですが、日中だと明るさも含めて白く綺麗に写るので個人的には日中に使うことも多いです。癖の少ない色味です。ノイズ感も強めでフィルムらしさがあります。

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Premium400(Ricoh GR1v)
作例は2016年ころのもので、当時はX-Tra400があったのでPremium400は少し高級なイメージがありました。影の部分を見るとグラデーションの細かさが、これまで紹介したフィルムよりもすぐれていると思います。ラチチュードの広さが実感できるフィルムではないでしょうか。絶妙に気持ちのいいノイズ感があります。

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Pro400H(PENTAX ME + PENTAX-M 50mm F2)
Pro400Hはプロ用ネガフィルムというくくりで高級フィルムです。高級フィルムはまたぜんぜん違うなというくらい、鮮やかで仕上がったような色合いの統一感を感じます。露出オーバー気味に撮っても白飛びしにくいと言われています。
残念ながら、2021年3月いっぱいで出荷終了されることが発表されました。発表後のSNSの反応で、ポートレートで使っている方が多くいたことを知りました。

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Pro160NS(Minolta AUTOCORD)
Pro160NSは中判カメラ用の120サイズだけで販売されているフィルムになります。二眼レフのAUTOCORDで撮影したとしまえんの写真です。すいません、こちらは期限切れフィルムでの作例になります。比較的自然な写りですが、逆光とか、光が入ると黄色っぽく写りやすい印象でした。やや期限切れの影響があるかもしれません。

Kodak

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