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チームビジョンは「創り続ける」。overflowデザインチーム、ぶっちゃけ座談会

overflowのデザインチームは2023年2月に新たな正社員メンバーを迎えました。そこで今回、チームメンバー全員をお呼びして座談会を開催!

チームカルチャーやビジョン、メンバーそれぞれの目標など、デザインチームについてたっぷりと語ってもらいました。

プロフィール(写真左から)

五十嵐 史子

新卒で株式会社ジョイックスコーポレーションにて接客販売を経験。2018年よりフリーランスとしてデザイナーへ転身し、ベンチャー企業を中心にデザインのサポート業務を行う。overflowへは2022年10月に業務委託として参画し、2023年2月から正社員へ。マーケティングや広報等のコミュニケーションデザイン領域全般を担当する。

瀧嶋 春菜
新卒で福岡のWeb制作会社に入社。上京後はシステム会社に3年間勤めたのちに独立。その後一度は会社員に戻るも、再びフリーランスへ。2021年1月にoverflowへ業務委託として参画し、2022年4月に正社員へ。OffersのtoC領域におけるデザインでオーナーシップを持つ。

前幸地 光騎
2012年に大手テレビ局の制作会社へ入社。動画配信サービスや新聞社など複数の大手クライアント案件でデザインを担当。2018年8月からフリーランスに転身し、同時期にoverflowの1人目のデザイナーとしてジョイン。2021年10月より正社員へ。Offersの立ち上げ期からプロダクトのデザインをリードし、現在はチームマネジメントも行う。

近藤 クリストファー
フォトグラファーを志望していたが、デザイナーへ転向。複数の制作会社でグラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、Webデザインに携わる。overflowへは2022年3月に業務委託として参画し、2カ月後に正社員へ。新規プロダクトであるOffers MGRのデザインを担当する。


飲食からアパレルまで!チームメンバーの多種多様な経歴

── 今日はよろしくお願いします!早速ですが、自己紹介をお願いします。趣味と特技も教えてください。

前幸地:
前幸地です。overflowに1人目のデザイナーとして入社して、現在5年目に突入しました。Offers立ち上げ期からずっと携わってきて、現在はデザインチームのマネージャーも兼任しています。元々のキャリアは飲食だったんですけど、デザイナーに転身し、前職ではテレビ局の制作会社に務めていました。趣味はボードゲームで、特技はコーヒーを淹れることです。

瀧嶋:
「はっち」と呼ばれている瀧嶋です。1年ほど業務委託として働き、2022年の4月に正社員となりました。新卒では福岡のWeb制作会社で3年働いて、上京後にはシステム会社に3年勤めたあと、フリーランスとして独立しました。趣味は飲酒で(笑)、特技は高速タイピングです。タイピングの練習ができるソフトで全国3位になったことがあります!

前幸地:
初耳だ、すごい(笑)。

近藤:
近藤です。overflowでは「クリス」と呼ばれることが多いです。新社会人の頃はフォトグラファーを目指していましたが、キャリアチェンジしてデザイナーになりました。4社ほど勤める中で、グラフィックからWebまで幅広く経験してきました。これまでずっと制作会社だったので、事業会社に勤めるのは初めてです。趣味はバスケ、特技は大食いです。ご飯は2合くらいだったらペロリといけます。

五十嵐:
五十嵐です。新卒から3年アパレルの販売をしたあと、5年ほどベンチャー企業を中心に業務委託としてデザインのお手伝いをしていました。趣味はお取り寄せで美味しいものを食べることと、ライブに行くことです。2023年2月から正社員になったばかりです、よろしくお願いします!

── 皆さんは、どういったきっかけでデザイナーの道に進んだのでしょうか?

五十嵐:
元々は就活の際にデザイナーとして広告代理店に勤めたいと思って、私立文系の大学に通いながら夜間部でデザインの専門学校に通っていました。でも当時は「この道は違うかも」と思い、卒業後はアパレルの販売員になりました。ただ、それ以降も友人の誕生会やバンドの販促物などを制作する機会があり、「やっぱりデザインは楽しい」と勉強し直し、それを仕事にするべくデザイナーとして開業届を出しました。

五十嵐さん

近藤:
僕は学生時代からファッション雑誌が好きだったので、雑誌作りに関わりたいという思いが最初のきっかけでした。フォトグラファーかデザイナーのどちらかになりたいと思って、最初はフォトグラファーを目指しましたが、厳しい現実に直面し、デザイナーに転向しました。

瀧嶋:
私は高校生の時から趣味でWebサイトを作っていたので、高校卒業後はデザインの専門学校に進みたいと思っていました。でも、当時はWebの仕事が少なかったので家族に反対され、進学は叶いませんでした。それでも諦められなかったので、学校卒業時に内々定していた一般企業を辞退して、ハローワークに行き、Web制作会社を自分で探して入社しました。

近藤:
ガッツありますね!

瀧嶋:
当時若かったので、勢いとパワーで乗り切りました(笑)。

前幸地:
僕は沖縄の石垣島出身で、元々は地元でカフェを開くのが夢でした。ちょうど地元に帰るタイミングがあって、飲食関係の人たちから話を聞いていたのですが、何人かから「まだ帰ってくるのは早い!」「発信するスキルを身につけてから帰ってこい」という意見をもらいました。

当時働いていたカフェで「発信するスキルってなんだろう」と相談したところ、常連のフリーデザイナーさんが「デザインじゃない?」と言ってくれて。そこから、職業訓練校に通って勉強し、デザインにどっぷりとハマりました。

瀧嶋:
石垣島でのその一言がなかったらまた違う人生だったかもしれないですね。

前幸地:
そうなんです。

── デザイン以外の企業に勤める予定だった瀧嶋さん、フォトグラファーを目指していた近藤さん、カフェの開業が夢だった前幸地さん、元アパレル販売員の五十嵐さん。皆さん、経歴が色とりどりですよね。

五十嵐:
一度転換期を経てデザイナーになっているという共通点があるので、会話していて面白いですよ!


ユーザー目線の、独りよがりにならないデザイン

── 実際に入社してみて驚いたことはありましたか?

瀧嶋:
皆さんコミット能力が高いというのは驚きましたね。overflowは業務委託の方も多いですが、正社員と業務委託の間に壁がなく、全員が同じ目線でコミットしています。

さらに、テキストコミュニケーションが優れていると思いました。フルリモート前提なのでSlack・JIRA・Notionといったツール上の会話が多いのですが、相手に伝わるように情報を整理した上で共有していて、会話のキャッチボールもスムーズです。

近藤:
僕はあんまりドキュメントに残すことが得意なタイプじゃなかったんですが、得意な方がたくさんいるので、やり方を見て真似して、吸収させてもらっています。あと、ファシリテーションなど、話すことが上手な方も多いですよね。勉強になると感じる機会が多いです。

── コミュニケーションが得意な方が多いと感じられているんですね。デザインチーム内でもコミュニケーションはよくとっているんですか?

瀧嶋:
密にとっています。月曜日には各々の動きを共有するミーティング、水曜日にはモブデザイン会という定例、木曜にはティータイムという雑談時間が入っています。オンラインでも直接顔を見て話す機会を意識的に設けることで、みんなでポジティブな気持ちで取り組めていると感じています。

瀧嶋さん

五十嵐:
チームにはなんでも相談できるので、安心感があります。本当に小さな悩み事も、一緒になって真剣に考えてくれるチームです。

── 皆さんがデザイナーとして普段大事にしていることを教えてください。

近藤:
僕は、自分の感覚を鋭く突き詰めることと、客観的に分析することの両軸を大事にしています。目の前のデザインに向かって、のめり込むことも大事だと思っているんですね。でも、主観だけで突き進むのではなく、一呼吸おいて客観的な目線で見ることも欠かせないと思っていて。

さまざまな角度から自分でもチェックするし、チームメンバーの目線でもチェックしてもらうことを大事にしています。このチームは互いにデザインをレビューし合う文化があるので、素直に頼れるのがいいですね。

近藤さん

五十嵐:
私も、とにかく多角的な見方をして、独りよがりにならないようにしています。特に、初稿はチームや会社としての当事者意識を強く持って熱意を込めて作るのを心がけていますね。その上で、作ったデザインを第三者の目線で何度も見直します。

自分のアウトプットが会社やチームとして、「これだ!」と思えるデザインになっているか。そして、インターネットの海に出て行ったときに、多種多様な人から納得感を持って受け入れてもらえるのか。この二つの視点を常に忘れないようにしています。

瀧嶋:
私は元々Offersユーザーだったので、自分がユーザーとしてOffersに抱いていたプラスの印象を崩したくないと思っています。Offersらしさを大事にした、ユーザー目線のUI/UXを実現するために、自分自身でサービスを積極的に使うことを意識していますね。操作性に違和感がないか、新機能は使いやすいか、などです。

前幸地:
これまで皆さんが話してくださったことはもちろんのこと、「どんな課題をどんなふうに解決するか」というのを具体的にイメージしてデザインにすることがすごく大事だと思っています。

例えば、そのユーザーがどんな人で、どういう状況で、どんな心境で利用するのか。この解像度が高ければ高いほど、いいデザインに近づくと思っていて。想像力を働かせ、イメージしながらメンバーとコミュニケーションをとって、解像度をより高めることは常に意識しています。

前幸地さん

── 客観的なデザインも重要とのことですが、実際にアウトプットに対するレビューの機会は多いのでしょうか?

五十嵐:
他社と比べてもかなり多い印象です。

前幸地:
チーム内でデザインレビューの機会は頻繁に設けていますが、それだけでなく、チーム外のメンバーからもレビューしてもらう機会があります。エンジニアやPdMといったプロダクト開発に携わるメンバーはもちろん、CSやセールスなど、さまざまなメンバーがデザインに対してフィードバックをくれています。

それもあってか、「組織全体でプロダクトを作っている」という感覚がoverflowでは強いかもしれません。


ぶっちゃけ、副業は「可」?「推奨」?

── 瀧嶋さんと五十嵐さんはフリーランスからの正社員ですが、雇用形態を変えることへの葛藤はありませんでしたか?

五十嵐:
もし個人事業を廃業しなければならなかったら、かなり葛藤していたと思います。これまでフリーランスとして積み上げてきたものがなくなってしまうのは、やっぱり悲しいので。でも、overflowは社員のやりたいことを大事にしていて、副業はむしろ推奨という雰囲気があったので、特に悩むこともなく正社員になりました。

瀧嶋:
私も同じです。フリーランスから正社員になったら、今までお付き合いしてきたクライアントさんはどうなるんだろう?と思っていました。でも、overflowは自社で副業・転職サービスを展開しているということもあり、副業はどんどんやっていいというスタンスです。

何年も続けてきた屋号には愛着があるし、「個人事業の私」と、「overflowの私」の両方を大事にできるのは、純粋に嬉しいことだなぁと思っています。

── マネージャーである前幸地さんにズバリお聞きしますが、本当に副業は「可」ではなく「推奨」なのでしょうか?

前幸地:
はい。「ぜひやってください!」という感じですね。というのも、僕らはHRを主軸にした事業を展開しているため、現時点では、HRサービスのデザインしか携わることができません。副業を非推奨にした場合、デザイナー個人の挑戦の幅を狭めてしまう可能性もあると僕は思っています。

挑戦していきたいことは積極的にやるべきだし、会社外の経験がoveflowで生かされることも絶対にあるはず。経験を積むという意味でも、副業はお勧めできますね。


創り続け、進化するデザインチーム

── overflowのデザイナーに求められるスキルやマインドを教えてください。

前幸地:
デザイナーに必要なものの一つに、「抽象的な課題を具体化する能力」があると思っています。その能力を発揮するためには、コミュニケーション能力はもちろん重要ですし、デザインチームのビジョンでもある「創り続ける」にひたむきに向き合うマインドも必要です。

── 「創り続ける」。

僕ら事業会社は、一つだけプロダクトを作って「はい、終わり」ではありません。プロダクトを育てるという観点が欠かせないんですよね。事業価値を高めるためにも、デザイナー自身が情熱をもって、創り続けなくてはならないと思っています。

── 今後、デザインチームとしてどういったことに注力していきたいですか?

前幸地:
組織や事業は今後も成長していくので、その成長に耐えうるデザインチームにしていきたいです。そのためには、ワークフローやドキュメントの整備といった、デザインOpsも強化していく必要があります。なので、メンバーが常に質の高いアウトプットを出せるように、デザインに専念できる環境を作ることにも注力していきます。

組織でいうと、僕らは副業メンバーも主力として捉えているので、正社員も副業も関係なく、ワンチームとしてどんどんスケールアップさせていきたいですね。もちろん、組織作りは僕一人でできることではなく、みんなでやっていくべきものだと思っているので、今後入ってくれるメンバーの方にも一緒に取り組んでいただけたら嬉しいです。

── それでは最後に、皆さんの今後の目標を教えてください!

近藤:
僕らのプロダクトやデザインマインドが、他の新しいサービスの模範にされることを目指したいですね。国内のサービスで一目置かれるくらいのレベルに到達したいと思っています。

瀧嶋:
さらに連携力の強いチームを作っていきたいです。私はデザインチームの2人目として入社したのですが、副業の方も含めて、メンバーがどんどん増えてきています。それぞれの得意なことを生かして互いに成長できるようなチームにしたいですね。

五十嵐:
プロダクトデザイン領域では、事業側と連携してレビューも活発な印象です。私が担当するコミュニケーションデザイン領域でも、マーケティングやセールス、広報などと連携を強めて、痒いところに手が届くようなデザインを届けていきたいです。

前幸地:
overflowは未来の働き方として「人材循環型社会」が到来すると考えています。そうなると、僕らも「人材循環型社会」に先回りする形で、プロダクトを改善していかないといけないし、デリバリースピードを上げていく必要があります。OffersやOffers MGRを通して「働く」の新基準を作りながら、その時代の変化に柔軟に対応できるデザインチームを作っていきたいです。

そして、シンプルですが、デザイナーの皆さんがイキイキと働けるチームにしたいですね。一応僕はマネージャーっぽいことをやっていますが(笑)、ヒエラルキー的な考えは好きじゃないので、お互いに刺激し合いながら、みんなで良いキャリアを築いていけたらと思っています。

── 皆さん、今日はお話しを聞かせていただき、ありがとうございました!

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