見出し画像

怪談映画「怪談佐賀屋敷」 感想

地デジで貞子の洋画と邦画が立て続けに放送していたので見ました。
洋画版の方が怖さはあるんだけど、オチはどちらも微妙というかよくわかんないなぁって。
私は怖い映画はまあまあ好きだけど、怖すぎるのはあまり見てられないというなんとも面倒くさいタイプだったりします。
そう言えば昔猫のお化けが出てくる邦画が怖いよ〜と聞いたことがあり、にゃんこ気になるけど見ることなさそうだなと思っていたのです。
ですが、たまたま見る機会がありまして。その映画のタイトルは「怪談佐賀屋敷」と言います。

・怪談佐賀屋敷
1958年に大映で制作された映画ですん。
主演は入江たか子さんと言いまして、女性で初めて個人プロダクションを創立された超大物女優さんだったり。
入江たか子さんの演技が凄いと前もって聞いていたので必死に見た感想としては確かに凄かったです。
化け猫が人を操るシーンの殆どは引きのカメラワークでした。
なので表情ではなく異形の者としてどう立ち振る舞うのか?とゆう楽しみ方をしたです。
入江さんは招き猫のような手の動きにもこだわっていたのでそこも気持ち悪かったです(良い意味で)。

作風は見始めた最初やけにキチンとした時代劇もののように見えて、東映などの勢いのある作風と比較すると少し退屈でした。
よく考えると怪談映画だし出だしは静かに…って感じで合っていましたw
盲目の息子を殺された母親が仏壇の前で自死するんですが、畳の部屋で灯りも程々というシチュエーションが既に怖かった。
現代の怪談映画で畳の部屋をわざわざ取り上げることもないとは思いますが、こうゆう使い方あるだぁってめちゃ勉強になりました。

最後は化け猫が大立ち回りするシーンがあります。
おそらく30人くらいを相手に殺陣を披露するわけですが、流れるような動き方がめっちゃ凄くて怪談映画ではなくアクション映画の感覚で見終わりましたw
スタントマン的な方ではなく入江さんが自分で動いているならとんでもない映画だなと。

と、言うわけで感想終わります。
見ることはないかもしれないと思っていた古い名作を見ることができて本当に嬉しかったです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?