見出し画像

【質問箱】希少なタイプのがんに強い病院

私が代表を務める卵巣がん体験者の会スマイリーでは匿名で質問をしたい方のために「質問箱」を設置しています。
回答はスマイリーのTwitternoteなどで回答していきます。
今日の質問と回答は以下のとおりです。

お答えします

たいへん申し訳ございません。
正直に申し上げます、情報を持ち合わせていません。
(が!Facebookに貴重な情報提供をいただきました。Instagramで#BEP療法と検索すると経験者の方がいっぱい見つかるということです。なので以下は参考にならないかと思いますが、お許しください)

2013年に国会でがん登録法が認められ、2016年から「全国がん登録」が開始しました。
全国がん登録について詳しい説明はこちら↓

全国がん登録で集めている情報は下記の通りです。
(1)がんと診断された人の氏名、性別、生年月日、住所
(2)がんの診断を行った医療機関名
(3)がんの診断を受けた日
(4)がんの種類
(5)がんの進行度
(6)がんの発見の経緯
(7)がんの治療内容
(8)(死亡した場合は)死亡日
(9)その他

卵巣がんや乳がんといったがんの種類は集めているのですが、組織型は集めていません。

また全国のがん診療連携拠点病院など病院ごとにデータをまとめた院内がん登録もあります。

ただ、集計項目としては上皮性の腫瘍が主となっており、細かい組織型や希少がんのことは掲載されていません。

卵巣未熟奇形腫は胚細胞腫瘍の一部で、若年者に発症が多い腫瘍の1つですが、スマイリーの相談においても2006年9月1日から2022年7月31日までにいただいた8957件のうち未熟奇形腫の相談は2件ととても少ないです。
患者さんの個人情報になるため地域や病院名がお伝えできず申し訳ないですが、いずれもがんセンターや大学病院といった大きな病院で治療を経験されております(が関西圏ではございません)。

転院にあたり医療機関を探す方法

患者さんのなかには転院を経験する方は少なくありません。
受診した病院ががん治療を行う施設として設備が十分ではない場合(つまり患者を治療することが難しい)や引っ越しに伴う転院の場合はあまり転院で断られるケースは多くはないです。
しかし経過観察中で特段理由がない場合は「今の病院で経過観察することがのぞましい」として断られる場合も少なくありません。
その病院に通う必要がどうしてあるかというところは転院にあたっては大切です。

医療機関を探す方法ですが
1)がん診療連携拠点病院から探す
大阪府のがん診療連携拠点病院

兵庫県のがん診療連携拠点病院

2)婦人科腫瘍専門医がいる病院を探す

医療機関の希望があれば、主治医に転院を希望する旨をお伝えして転院に必要な資料を用意していただきます。
そして通っている病院に地域医療連携室があればそちらから転院希望先に予約を取っていただくことが可能です。
ない場合は、患者様から病院にお問い合わせして転院を希望していること、どのような形で受診させていただくとよいかお問合せください。
病院によってはあらかじめ予約をとっていないと紹介状を持っていても新規受診できない病院があります。
また新型コロナの影響で新患受付をしていない病院もございますので注意ください。

上皮性卵巣がんであれば、この先生なら信頼できるよーという先生がこの地域に複数おられるのですが・・・かなり希少なタイプなので診療経験がおありかどうかはわかりません。
質問箱の解答に先生や施設のお名前を許可なく書くことはできませんので、もし知りたいということであればスマイリーにメールいただけましたらと思います。
(ただお名前をお伝えしても引き受けていただけるかはわかりませんのであらかじめご了承ください。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?