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20220409三峯神社表参道ハイキング

なんとなく、写真を活かす為に書いてみるのであった。

自己紹介

秩父に住んでいる、なんちゃってハイカー。

気温とウェア

天気予報では秩父市で最高気温摂氏26℃の日。天気は快晴で風はあまりない。実は1週間前に同じ場所をハイクしたなんちゃってハイカーは、途中の日差しの暑さと山頂付近の涼しさを覚えていたので、夏日そのものの天気予報を警戒するのであった。そんなわけで、ウェア選択は以下の通りです。

アウター:「Masao HS Fooded jacket(MAMMUT)」

ハードシェルという種類のウェア。防水、防風の為の装備と謳っているが、GORE-TEXではない。それと比べるとかなりサラサラした、柔らかい生地感。今回は下記の半袖シャツの上に羽織ったが、汗でべたつくことは無かった。主に早朝の肌寒さ、日陰での寒さ、山頂付近の寒さ、風対策に使用。

ベースレイヤー:「THE Polo(MAMMUT)」

半袖シャツ。公式では街着として紹介されている様子。
綿等ではなく、ソフトシェルみたいなスベスベ、つるつるとした生地感のシャツ。苦手な人がいるかもしれない。
登りではかなり汗をかいたが、肌にべたつくようなことは無かった。
ザックのショルダーハーネスが少し痛かったのは、このシャツの生地の薄さにも原因があるかもしれない。もう一つの原因はザックの重さ。

アンダーウェア:「ドライナミック メッシュ ショートスリーブ(MILLET)」

見た目が変態的なアレ。シャツの下にこれを着た。これのおかげで、シャツが肌に張り付くことがなかったのかもしれない。

ボトムス:「Yadkin SO Pants(MAMMUT)」

ソフトシェルのパンツ。
今回の失敗の1つ。寒さを警戒してこの選択だったのだが、不必要に暖かかった。暑かった。もう一段、夏用のパンツで良かったのだと思う。
まあ、着ていられない!というレベルの不快感でもなかった。よくウェアのアドバイス記事に書いてある「少し肌寒いと感じるくらいのウェアが良い」という言葉をとてもよく思い出しました。

まとめ

ボトムスに関して、寒さを警戒し過ぎた。それ以外は比較的快適でした。

1.登山口まで

秩父鉄道で三峰口駅まで移動。秩父鉄道は2022年3月からICカードが使えるようになったので、かなり楽ちんになりました。
駅から小双里行きのバスに乗り、大輪で下車。

秩父鉄道・三峰口駅。
駅の真向かいにあるのが、三峰口駅バス乗り場。
大輪のバス停付近。奥に目印となる白い鳥居が見える。……見える?
この白い石の鳥居ですよ!
ここをくぐって降りていくと、今回のハイキングコースに入る。
すぐに見えてくる赤い橋。
石の鳥居をくぐり、赤い橋を渡ると登山道に入る。

ほぼ始発のバスで来ているという早朝ということもあって、日陰スタート。周りの木が常緑樹なので、いつも日陰か。早速、寒さ対策の上着が役に立ったと喜ぶなんちゃってハイカー。

2.登山道から

早速、スタートだ!
しばらくは石を綺麗に敷き詰めた道が続きます。両側にある石灯籠や真っ直ぐに伸びた杉の木がいかにも参道らしい。しかし、杉の木は花粉症罹患者にとって宿敵のようなものなのであった。うむー。

光(あっち側)と闇(こっち側)に二分された世界。
山側は結構な崖だったりする。
神社というより、お寺っぽい。
この辺では、開始直後で余裕があって、(変な)写真を撮りまくっている。

うむーとか言っている場合ではない。結構な傾斜があってきつい!
今回は1週間ぶりなので慣れたものだが、久しぶりの登山であった1週間前はもうこの時点で大変でした。
そして恐ろしいことに、この急登がしばらく続くのがこのハイキングコースなのでありました。

途中で寄り道が出来るらしいが、私にそんな余裕はない。

3.ロープウェー乗り場跡地から

しばらく進むと、石畳が終わり、ちょこっと開けた高台に出ます。かつて、山頂の方へ続いていたロープウェー乗り場の跡地だということです。私は幼少の頃に乗っかったことがある筈なのだけれども、まるで覚えていない。山頂付近が霧に包まれていて雲の上のようだったことが衝撃的で、ロープウェーのことは覚えていないのだと思う。

ところで、このロープウェー乗り場に入って右奥の方に微かに見える黒い洞窟が、さっきの看板にあった神庭洞窟の一部である(ハズ)。あそこまで歩いて行けるんだねえ。

さて、ここからが本番だ!とばかりに、案内板が登場。そして横には、いかにも山道スタイルの登山道。

曰く、山道スタイルの山道。どういうことなの?

しかし、傾斜がさっきまでよりきつくないぜ!やったー!
お察しの通り、これはぬか喜び。

縦にして撮ると傾斜がすごいっぽい。

傾斜→そこそこの休憩ゾーン→傾斜→…のワルツが延々と続く。
なるほど、確かに初心者向けなのかもしれないと思ったのは、慣れてから。

ところどころ、斜面から水が流れてきている。
テンションが上がっていいハズなのだが、そんな余裕はない。
わあい、傾斜ダー。
闇の世界から見える向こう側は美しく、羨ましい。
観光案内等で紹介されているのだが、足場はやばい系。
まだ余裕があるらしく、写真を撮りまくっていますけれども、気を付けて進んでいます。
薄い板が層のように重なって見える岩が多い。
大輪って、バス停あたりのことだよな。まだ1/4くらいしか進んでないってことかー。
真横に伸びた木という、なんだかすごいやつ(語彙力が残念)。
何回見ても、なんだかすごい(語彙力)。
傾斜が終わるのか?そうか、そうなんだな?
そんなわけない。
下っているように見えますか?そんなわけない。
わあい、滝ダー。
他の場所とは趣の違う手すりゾーン。何故なのだろう?
突如現れる苔石の軍団!なんだー!?なんなんだー!
だ、大分進んだんじゃないんですかねえ……!
ここいら辺りから、日が差し込むエリアが出てきます。
真っ直ぐに伸びた杉の木の影と光のコントラストに感動する瞬間。
苔も美しい。ハマる人がいるのも分かる気がする。
(分かった気になっているだけです)
なんか美しい。
そういえば、この辺りで他の登山者の方に追い抜かれました。
いちいち写真撮りながらダラダラ歩いているので、かなり進みが遅いのかも。
黄色の服を着て手を広げている人か何かに見えた!
結構日が昇ってきたように見えるけど、まだ8時台なのよねー。
天気いいわー、ホントにいいわー。あなた、えらいわー。(?)
KINTOちゃん!

そんなこんなで、ベンチが置いてある休憩地点に辿り着きます。ここまでの道のりは秩父観光協会のHPでも「かなりきつい登りです」とあって、うわーそうだったのかーと納得の傾斜なのでありました。

4.清浄の滝、そして…

ベンチのある場所からしばらく(結構、いや、かなり……)進むと清浄の滝と呼ばれる滝があります。そこまでは、またしばらく影の世界を進むことに。しかし、この日はちょっと暑さを感じてきたので、ここでアウターを脱ぐことに。

さっきまでの光と影が分かりやすい写真と比べると、黒い影が無いことが分かると思う。
これは全体的に物の影になっているということなのです!(どーん!)
この先、たくさん生えているやつ。
一気に寒そうな世界になった。
なんかこの橋、やばーい。
崖側の崖っぷりもやばさを増していく感じがする。なお語彙力ry
岩ぁ!
橋ぃ!
ぼっくりん♪
傾斜が終わると思ったか? そんなわけない。(二度目)
ここら辺までくると、車道からはかなり離れています。
車の音は殆ど聞こえず、代わりに崖下を流れる水の音が主張してきています。
いつの間にやら、木の種類が随分変わってきている。
まだまだ先は長いなあ。というところで、
観光案内にも出てくる休憩地点「清浄の滝」です。
他の有名な滝に比べれば、規模も水量も大したこと無いかも。
ロケーション全体が穏やかで、いい場所なのだと思う。
東屋の他にもベンチがあって、平らな場所が広いので、ゆっくり落ち着ける感じがします。

5.日が差す急登

清浄の滝の休憩地点を越えて、斜面に進んでいきます。傾斜の左右が逆方向に変わる感じ。そして、見るからに日光が差し込む光の世界です。

これは斜面から背後を撮ったもの。斜面が日光に照らされている。
この2枚、両方とも登山道の写真です。あなた、こういう道なのよ!
可愛い。が、……なんで?
バケモノみたいなツル。
クイズ。どこが道か。

ここら辺、かなりの急傾斜。かつ、日射が暑い。という大変なエリアなので、写真も少ないのです。時期的に茶色一辺倒の景色でなんだか写真を撮る気がしないということもあるかも。
とにかく、このコースでもしかすると一番きついエリアかなと思います。

きっちり分けられたように、常緑樹の森が見えてくる。
しかし残念ながら、そこに足を踏み入れるのはしばらく先のことなのでした。
残念ながら!!
木「とうせんぼうなのだあ」
自分「おのれえええ!!」
なんで自分のところにだけ木陰がないのだろうねえ。
やったー!平らだあー!テンション上がるーう!
あっちはあんなに緑なのに……。
(ちなみに私は軽度の花粉症持ちです。目にくる。)

なんだかんだとがんばって登っていくと、薬師堂跡という休憩地点に辿り着きます。がんばれ!

6.薬師堂跡より

新世界より みたいな感じで格好よく言ってみたかった。
どうでもいい。

写真撮ったり、休憩取ったりで、だらだら歩いて約1時間20分。薬師堂跡という休憩地点に辿り着きました。健脚な普通のハイカーは1時間くらいで来られるかなと思います。アイアムしんどい。

東屋の他にベンチもある。
エネルギー補給して、さあ出発だ!

薬師堂を抜けると、標高が高くなってきたせいか、あるいは影が増えてくるせいか、肌寒さを感じてきたので、アウターを再度羽織っていきます。

なんとなーく、他の山の頂上も近く見えて、高いところに登ってきた感じがする。
わーい、木陰だ! ……杉じゃん!!
という、あるある探検隊。

ここから先は、さっきまでの崖とはまた別の意味で足場が危ない。大きな木の根、岩、大小様々な石の集まり等。事故が無いように、気を付けて進みたい。

やおら、光と影のコントラストが私を再び魅了するのであった!
これは「クイズ道どこ」ではなく、これを上へ上へ登っていくんだよということを言いたい写真。
これは「大分高いところへ登ってきたなー」という写真。……なのか?
日が昇ってきた時間帯だからなのか、鳥がチュンチュンピーピーやたらめったら鳴くように鳴ってきました。4月2日はこうではなかった。暖かくなってきたってことだろうか。
青空が美しい。日差しがつらい。
なんか刺さってる。
うおお階段(?)だー!
何故かテンションが上がる瞬間。
ぼこぼこ泡のように見える、変な岩。

なんやかんや、つらいとか言っていますが、先程の薬師堂跡に至るまでの日が差す斜面に比べれば、かなりマシです。疲労とか本日の山の様子に体が慣れてきているのかもしれない。
ところで……

4月9日の写真。
4月2日の写真。

1週間前の4月2日に登った際は、この辺から明らかに雪が残っていました。肌寒さがはっきりするようになった境目でもあったかも。

平らに見えるって? でも道は登り傾斜なんだよねえ。
登り道の左手側、崖側の風景。影に悩まされた闇の世界は遥か下界へ。

そんなこんなで登っていくと、家が見えてきます。ここまで来たら、後は本当に少しだけ!

7.民家から三峯神社まで

家がある場所から先は、ちょいちょい大変な登り傾斜が出てきますが、それが延々と続くという感じではありません。もうちょっとでゴールなので、あとちょっとの踏んばりで乗り切りたい!

見辛いですが、三峰神社まで0.7kmと書いてあります。イェア!
左にある柱? 電柱だよ電柱!
2つ目の民家前。
真ん中に立札があって「神社は右だよー」と言っている。(意訳)
よく見ると、明らかに今までの立札とは気合の入れようが違うデザイン。
これは4月9日。
これは4月2日の写真。つららってた。
大輪バス停とか書いてある。なんか近そうだと感じられてしまう。
しまわない?
お前はもう既に神社の周りの杉林に足を踏み入れているのだあ!
それはともかく、最後の登りです。

辿り着きました。最後の写真は三峯神社の見晴台からの眺め。

見晴台から神社に入っていくと、かなりの涼しさを感じます。汗で風邪をひかないように注意。
また、4月2日では外トイレが封鎖されていましたが、4月9日には開放されていました。有難い。

7時30分くらいにバス停を出発し、10時過ぎに到着したので、約2時間30分~3時間くらいかかったのかな。ぐだぐだやっていなければ、もっと早く辿り着き、雲取山までサッと行けると思います。でも、私はここまでで帰るのだわ!
何故ならば、下りの休憩地点でお昼ご飯を食べたいからなのさ!
雲取山はまた今度。

8.下りのすすめ

神社から三峰口駅や西武秩父駅まで行くバスが出ているので、帰りはそれを使うのも良いです。でも、余裕があれば、道を下って帰るのもおすすめ。登ってきたのと同じ道だけど、見える景色、見えるものが違って見えてくる感じで楽しいのです。

ということで、以下は下り道で撮った写真。

ちなみに、早朝スタートだからか、登りでは1人しか登山者には出会いませんでしたが、下りでは10グループ以下の1人ないしグループの登山者に出会いました。挨拶は礼儀!
そんなにお話することはありませんが、老若男女外人さん、ソロからグループ、家族や友人関係、ハイキングが趣味とわかる恰好の人から、マジで街に買い物に出ただけという近所のおばちゃんみたいな人までと実に多彩。こういう出会いもなかなか面白いです。

オチ

「あれ? お昼ご飯の写真は無いのかい?」
「ないよ! ライター忘れて作れなかったからね!!」

準備はしっかり、前日までに。

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