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ターゲット狙い撃ちシリーズ! ペット連れ編

近年、ペット市場は拡大傾向にあり、ペット連れのお客様をターゲットにすることで、キャンプ場の売り上げ向上が期待できます。よく、グランピング施設の付加価値向上、などの文脈でも語られがちなトピックではありますが、実際その通りだと思います。

今回は、主にオートキャンプ場向けの方を想定した内容で、ペット連れのお客様の特徴や誘致方法、ペットフレンドリーな施設づくりのポイントを詳しく解説します。
それでは、始めましょう。

愛犬とキャンプって絶対楽しいですよね🐕

キャンプ場に泊まるペット連れのお客様の特徴

ペット連れのお客様は、以下のような特徴を持っていると言われています。整理してみました。

  1. 自然を楽しむことを求める:
    ペット連れのお客様は、ペットと一緒に自然を楽しみたいと考えており、広い敷地や美しい景観を提供できるキャンプ場を好む傾向があります。
    また、近隣にペットと一緒に散策できる場所やアウトドアアクティビティがあると、より魅力的に感じるでしょう。

  2. ペットとの時間を大切にする:
    ペット連れのお客様は、ペットと一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えています。そのため、ペットと一緒に利用できる設備やサービスが整っているキャンプ場に魅力を感じます。また、プライバシーが重視される傾向があり、他のゲストから離れた場所で過ごすことを好むこともあります。

  3. 快適な環境を求める:
    ペット連れのお客様は、ペットにとっても快適な環境を求めます。ペットは、話すことはできませんが、大事な家族の一員だからです。そのため、ペット用のシェードや涼しい場所があるキャンプ場が好まれることが多いです。
    また、ペット用の水飲み場や排泄エリアが整備されていると、利便性が高まり魅力的に感じます。

  4. 安全性を重視する:
    ペット連れのお客様は、ペットの安全性を重視します。キャンプ場内でのペットの自由な行動範囲や、周囲の動物との接触がないことなど、安全面に配慮した施設が求められます。
    また、敷地内にペットの緊急時に対応できる設備やスタッフがいると、安心感が増します。

  5. ペット向けのアメニティやサービスを求める:
    ペット連れのお客様は、ペット向けのアメニティやサービスを提供しているキャンプ場に惹かれます。
    例えば、ペット用の寝具やバスタオルを用意したり、ペットに優しいシャンプーやトイレットペーパーを提供することで、ゲストに喜ばれることが多いです。

  6. ペットに投資を惜しまない:
    ペット連れのお客様は、比較的裕福なご家庭である可能性が高く、ペットに対して投資を惜しまない傾向があります。
    キャンプ場に物販エリアがあれば、そこにペット向けの商品や食品を置くことで、ペットのご家族の満足度も向上し、副次的に売り上げの向上が期待できます。


ペットフレンドリーな施設づくりのポイント

1. 敷地内のペットエリアを設ける:

キャンプ場内にペット専用のエリアを設けることで、ペット連れゲストにとって利便性が高まります。例えば、散歩コースやドッグラン、ペット用の水飲み場や排泄エリアを整備しましょう。また、最近はSNSの普及により、ペットと一緒に撮影できる映えスポット、なども用意できると面白いかもしれません。

2. ペットの安全を考慮した設計:

キャンプ場の設計やレイアウトにペットの安全を考慮しましょう。例えば、車とペットが接触しないように駐車スペースとキャンプエリアを明確に分けることや、周囲の動物と接触しないようにエリアを区切ることが重要です。 また、利便性もよく考える必要があります。リードを使うケースが多いと思いますので、トイレや受付、水場周りに、リードを繋いでおける場所を作っておくことも、とても重要です。

3. 清潔感を保つ:

ペット連れのお客様にとって、清潔感のある環境は非常に重要です。キャンプ場内のゴミ箱やトイレ、シャワー施設などを定期的に清掃し、清潔感を保ちましょう。また、ペットの排泄物を処理できる専用ゴミ箱を設置することも効果的です。

4. ペット用品の販売やレンタル:

キャンプ場内でペット用品の販売やレンタルを行うことで、便利さを提供し、ゲストの満足度を向上させることができます。例えば、ペット用の寝具やバスタオル、食器、リード、おもちゃなどを販売またはレンタルして、ペット連れゲストが快適に過ごせるようサポートしましょう。

5. スタッフのペット対応力を向上:

キャンプ場のスタッフがペットに対する知識や対応力を持っていることが重要です。ペットの扱い方や緊急時の対応などを研修で学ぶことで、ペット連れゲストに安心感を与えることができます。

6. 情報提供やサポート:

キャンプ場内にペット連れのお客様に役立つ情報を提供することで、サービスの質を向上させることができます。例えば、周辺のペットフレンドリーな観光スポットやレストランの情報提供、獣医師やペットシッターの紹介などを行うことが効果的です。

7. ペット連れに適したルール設定:

ペット連れのお客様にとって快適なキャンプ場にするためには、適切なルール設定が重要です。ルールを明確にし、ゲストに周知することでトラブルを防ぎ、安全で楽しいキャンプ体験を提供できます。以下は、ペット連れを想定したキャンプ場のルール設定の具体的な事例です。

  • リードの着用:
    キャンプ場内では、ペットをリードにつないでおくことを義務付けることで、他のゲストやペットとのトラブルを防ぐことができます。

  • 排泄物の処理:
    ペットの排泄物は、飼い主が速やかに処理し、指定された場所に捨てるようにルールを設けましょう。これにより、キャンプ場の清潔さを維持することができます。

  • 騒音に配慮:
    夜間の騒音や吠えるペットへの対策として、静かな時間帯の設定やペットの飼い主が注意するようにルールを設定することが効果的です。

  • 共有スペースの利用制限:
    キャンプ場内の共有スペース(トイレ、シャワー、炊事場など)では、ペットの立ち入りを制限することで、衛生面や他のゲストへの配慮が図られます。

これらのルールを明確にして、キャンプ場のウェブサイトや受付で周知しましょう。遵守してもらうために、スタッフも適切に対応するように心掛けることが重要です。

ペット連れゲストを呼び込む方法

1. ウェブサイトやSNSでの情報発信:

ウェブサイトやSNSで、ペット連れに優しいキャンプ場であることをアピールしましょう。施設内のペット向けアメニティやサービス、ルールについて詳しく紹介することで、ペット連れのゲストに安心感を与えることができます。また、ペットと一緒に楽しめるアクティビティや周辺の観光情報も発信しましょう。

2. ペット向けイベントの開催:

ペット向けのイベントやワークショップを開催することで、ペット連れのお客様にとって魅力的なキャンプ場になります。例えば、ペットの健康相談やグルーミング教室、ペットと一緒に楽しめるアウトドアアクティビティなどが考えられます。
近隣に動物病院や、トリミングをされている人たちはいませんでしょうか?ぜひ声をかけて、一緒に何かをしてみるのも、面白いかもしれません。

3. ペット関連メディアへの露出:

ペット雑誌やウェブサイト、SNSなどのペット関連メディアに取り上げられることで、ペット連れのお客様にアピールできます。メディア向けのプレスリリースを送る際には、ペットフレンドリーな特徴やサービスを強調しましょう。

4. コラボレーション企画の実施:

ペット用品メーカーやペットショップとのコラボレーション企画を実施することで、ペット連れのお客様にアピールできます。例えば、キャンプ場で販売するペット用品の提供や、ペットと一緒に楽しめるアクティビティを共同開発することが考えられます。

筆者は元々猫派ですが最近犬派に亡命を計画しています🐶

まとめ

ペット連れのお客様の特徴を理解し、ペットフレンドリーな施設づくりやルール設定を行い、効果的な誘致方法を実施することで、ペット連れのお客様に喜ばれるキャンプ場になるでしょう。

今回は、オートキャンプ場を対象とし、ペット連れのお客様の特徴やニーズに応じた施設づくりのポイント、ルール設定、そして誘致方法について解説しました。
これらのポイントを踏まえて、キャンプ場経営者の皆さんがペット連れのお客様の獲得に成功し、より多くの皆様に喜んでいただける様になり、売り上げ向上につなげることができることを願っています。

最後に、ペット連れのお客様にとっての魅力あるキャンプ場を作る上で、スタッフの対応も重要です。ペットはお客様のご家族の一人であるという理解と、対応力を持ったスタッフを育成し、ゲストに安心感を与えるサービスを提供しましょう!


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