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「名探偵コナン」に学ぶ!観察力・洞察力を高める方法

ご長寿アニメ「名探偵コナン」には思考のヒントが詰まっている

最近、「名探偵コナン」にハマっています笑。

劇場版やTV放映など片っ端から見て、懐かしさを感じながらも楽しんでいます。

マンガの最新状況も把握しようと思ったのですが、サンデーでの連載はお休み中のようで残念です。

この誰もが知っているアニメは、高校生探偵・工藤新一が怪しげな黒ずくめの男たちの取引に巻き込まれ、変な薬を飲まされたせいで幼児化してしまうところからはじまります。(今更ぼくが説明する必要もないですが。)

見た目は幼くなってしまったものの、コナンは小学生(高校生)らしからぬ推理力を発揮して、難事件をどんどん解決していきます。

持ち前の「観察力」と「洞察力」を生かし、警察も行き詰まるような難しい事件もあっという間に解決してしまいます。

あくまでアニメの人物ですが、ここからも「観察力」「洞察力」を養うヒントが得れると思い、気づきをまとめてみました。

「観察力」「洞察力」とは

そもそも「観察力」や「洞察力」とはどんな能力なのでしょうか。

「観察力」は、自分の行動と注意によって情報を集めていく力。

「洞察力」とは、観察から得た情報と既知の知識をもとに、新たな気づきを導き出す力のことであるとぼくは定義しています。

豊富な知識と現場で多くの情報を収集し、「ピキーン!」という合図とともに気づきを得ながら笑、多くの事件を解決していくコナンくんはまさにこうした観察力と洞察力が優れているわけです。

コナンくんの推理を整理してみよう

コナンは事件に出会うといろいろな行動をとり、情報を収集していきます。

例えば、次のような行動をとっていますね。

些細なことにも注意深く目を向け、どんどんと質問を重ねていくことで、情報を集めていきます。

事件現場周辺にあるやその変化に注意深く目を向ける
事件現場を動き回り、自分の五感を使って現場の状況を把握する
鑑識やとこまめにコミュニケーションをとる
頼りになる知人(阿笠博士、灰原、服部平次など)に相談する
事件関係者の不審な行動を見逃さない
事件関係者に抱いた疑問はすぐに本人やその知人に質問をして確認する
蝶ネクタイ型変声期や盗聴器などの最新テクノロジー(?)を活用して情報を収集する


こうして得た情報を基に、思考を巡らせていきます。この際には次のようなことを頭の中で考えていると思います。こうした行動により、鋭い洞察が生まれていると思われます。

自分の感覚の異変(違和感など)を繊細に感じ取り、その理由を探る
違和感の理由がすぐにわからない場合は、忘れずに頭の中に入れておく
理由の仮説をいくつか立ててみて、違うもの、近いものを判断していく
もう一度、現場に行ったり、関係者と話したりしてヒントを探す
些細なこともその理由を考えてみる
現場の状況などについての過去の記憶を詳細に思い出してみる
一般的な人の言動や物事の状態を思い出してそれと現場で得られた情報を比較してみる


こうして、観察・洞察を重ねていき、推理をしてくことで毎回見事に事件を解決していくわけです。

観察力・洞察力の要因抽出

前述のコナンくんの行動をもとに、観察力と洞察力の要因を考えてみたいと思います。

次のような要因がコナンくんの高い推理力の背景にはあると考えられます。

観察力関連:
・周辺の些細なことに目を向ける
・五感を使う
・専門家(詳しい人)に聞く
・仲間を頼る
・注意の対象を広くもつ
・気になったことはすぐに聞く
・ツールを活用する


洞察力関連:
・感覚の変化を敏感に感じ取る
・違和感の理由を考える
・疑問を詳しく言語化し、強く意識する
・仮説をいっぱい立ててみる
・追加で情報収集する
・繰り返し記憶を思い起こし、知っている情報を整理し直す
・知っている情報と比較検討をしてみる


まとめ

このように、アニメからも多くの学べることがありました。

身のまわりの何気ないことも注意深く観察し、気づきを得ていくこうした訓練が大切なのかもしれません。

そして何より、知識として知っているだけでなく、必要なときに実践しながら、体得していくのが重要ですね。

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