ジャギと放課後
北斗の拳の「ジャギ」の銅像が立ったらしい。
ケンシロウでもラオウでもなくジャギ。人間として汚い部分しかないジャギ。でも自分にも思い当たる節があるジャギ。原作者の武論尊さんが好きらしいジャギ。ああジャギ。
そんなジャギを銅像として飾っちゃうなんて佐久市って柔軟。許可した人えらい。
で、ジャギで思い出したこと。
中学校。放課後。友達と雑談。なんかのタイミングで北斗の拳の話に。
「レイとかサウザーとか、みんな『北斗三兄弟』って言っているけど、四兄弟じゃない?ジャギ忘れられてない?」
「ぎゃはははは。」
「ひーひっひっひっ!」
みんなでめっちゃ笑った。
ほんとたわいもない話。そんな爆笑する話ではない、全然。でも、笑った。めちゃくちゃ笑った。お腹を抱えて笑った。放課後の教室で。
今、あの時と同じメンバーで集まって、同じ話をしても、あんなに笑うことができない。もう笑えない。いい思い出だけど。って、みんな覚えているかな?あの日のこと。覚えているのはもう僕だけかもしれない、あの幸せな時間。
なんか青春。なんかセンチメンタル。なんかがんばろ。
おしまい。
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